BGGの2020年ソロボドゲランキング
今年もBGGの1-Player Guildでソロボドゲランキングが開催されました。
すでにTEENOさんのブログで紹介されていますが、こちらはテキトーに雑感などを交えて紹介。
情緒もへったくれもなく1位から見ていきます。
1位:Spirit Island
去年に引き続き1位はスピリットアイランド。
今年デジタル版が出て(※英語。拡張も追加予定)、来年日本語版が出ますね。
わりと処理や判定が煩雑なので、英語に抵抗なければデジタル版おすすめ。
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2位:Mage Knight
こちらも去年に引き続き2位。
やったことないのであまり書くことがない。
PnPでファンメイドタイニー版PageKnightというのがあったので、若干気になってるところ。
3位:テラフォーミング・マーズ
上位3位は変動なし。
ソロルールだとある程度使える企業が限られてくるので、何か拡張入れたい。デジタル版(※英語)にプレリュードが追加されるらしいので、それ待ちかなあ。
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4位:Marvel Chmpions: the Card Game
去年の予想通りトップに躍り込んできたMarvel Champions。
強いIPと、固有→ロール→汎用と順を追っていくことで構築しやすいデッキシステム、指輪LCGで培った完成度の高いシステムと、納得のトップ10入りという印象。
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5位:イーオンズ・エンド
Aeon’s Endは順位を一つ落として5位。
こちらも日本語版が出てプレイしやすい環境になった印象(入手困難らしいですが)。
デジタル版もNameless拡張が追加されたりと、まだ勢いがあります。
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6位:アーカムホラー・カードゲーム
こちらは順位を2位上げての6位。
複数デッキ構築や手札管理など、ソロで気軽に遊ぶにはちょっと重い印象。
あとA社お得意の拡張を半端なところで出さなくなるというムーブは、この手のLCGではかなり厳しい。
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7位:グルームヘイヴン
順位を一つ落としたものの、相変わらず高い人気のグルーブヘイヴン。こちらもアーリーアクセスながらデジタル版が出ました。
デジタル版やった限りでは、かなりパズル感の強いタクティカルバトルという印象。しかしデジタルでやってもこの重さというのは、アナログでやったらかなり疲れそうだなー。
独立拡張で軽めとのうわさの「Jaws of the Lion」が出てて、日本語版も出るらしいので、それが出たらやってみようとは思います。
8位:サイズ・大鎌戦役
デジタル版で何度かマルチプレイやAI戦をやりましたが、オートマルールは入ってないのでその辺どうなのかは不明。ランキングのコメントでも評価が割れてますね。マルチプレイの評価にだいぶ引っ張られてるんじゃないのかなー。
9位:the Lord of the Rings: the Card Game
デジタル版やった印象だと(若干システムが違うらしい)、4位のマーベルチャンピオンズと同系統のルール、というかこのゲームのルールを基礎としてあちらが作られたっぽい。
モンスターとのバトルとは別にシナリオ進行のための脅威の対処が必要で、戦闘寄り、脅威対処寄りのキャラカードがあるあたりはほぼ同じ。
もちろん、こちら独自のシステムやIPの好みなどもあるだろうし、ダブルランクインしているのもうなずける。
10位:Too Many Bones
気になりつつ、お高くて手が出ないボドゲ。せめてデジタル版か日本語版が出て入手しやすくならないだろうか。
トップ10はこんなところ。マーベルチャンピオンズ以外は大きな動きはない感じですかね。
11位以下は気になるところをかいつまみつつやっていきます。
11位:ロビンソン・クルーソー 呪われた島の冒険
8位から3ランクダウン。シナリオ増やすだけだと商売的に旨味がないからか、拡張の展開がないのが若干響いてますかね(豪華セットみたいのは出た)。
日本語版が今年出たので、こちらでの勢いはまだありそうな雰囲気ではあります。
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12位:ガイアプロジェクト
13位:ウイングスパン
去年から4ランクアップ。こちらはもうちょっと行きそうな気がしてましたが、思ったより伸びませんでした。
デジタル版(日本語もあり)が今年出て、AI対戦の他にオートマルールも搭載されてます。ただこのオートマ、なんか強さがアナログとだいぶ違う気がするんだけど、前プレイした時はルール適用間違ってたのかな……?
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14位:オーディンの祝祭
コンポーネントがめちゃめちゃ多いらしいオーディン。4gamerの紹介記事読んで興味はあるものの、運用が煩雑そうな感じで躊躇してます。
15位:Nemo’s War
ずっと気になりつつプレイスペースの問題で見送っていたのを、スペース拡張&米アマゾンで値引きしてたタイミングで注文。まだ届いてないので到着を楽しみにしてます。
16位:the 7th Continent
色々あったものの、妙な魅力に取りつかれてしまった不思議なボドゲ。
最近KSで基本システムが共通の別設定ゲーム「the 7th Citadel」がファンディング成功。自分もバックしてるので完成を楽しみにしてます。
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17位:ワイナリーの四季
これも今年デジタル版(日本語あり)がリリースされました。
前評判通りイベントカードが強く、ワインの出荷が弱いので、デジタルにもその辺解決した(らしい)拡張が出てほしいのだけど、いまいちデベロッパーからの情報がないのが不安点。
18位:Sprawloporis
去年の31位から大きくランクアップ。手軽に遊べるところが今の世情にマッチしてたんですかね。
最近農業テーマの独立拡張「Agropolis」がKSでファンディング成功。これもバック済み。
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19位:ロールプレイヤー
さすがにランキング上位は全然かいつまめない。
ダイスいっぱい振って楽しいゲー。
割と多方面に展開してて、紙ペンゲーで高評価を得ているCartographers(スマホアプリでデジタル版あり)、キャンペーンシナリオの(?)Adventuresなどなど。
最近出た本編拡張のFiends&Familiersも評判悪くなさげですが、日本語化されるんですかね?
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20位:ヌースフィヨルド
21位:洛陽の門にて
22位:エルドリッチホラー
23位:ロビンソン漂流記
もはや定番の風格もあるロビンソン漂流記。
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24位:アンダーウォーターシティーズ
25位:パンデミック
26位:Dawn of the Zeds
27位:オニリム
28位:Renegade
去年の18位からちょっと順位を落としたRenegade。日本語版出ないかなあ。
29位:This War of Mine
ビデオゲーム原作の高評価サバイバル。
最近再版されたのか在庫が復活してきた印象があり、プレイスペースを拡張したこともあって、また気になってます。
30位:レース・フォー・ザ・ギャラクシー
31位:Legendary: A Marvel Deck Building Game
32位:Legendary Encounters: An Alien Deck Building Game
33位:Cartgrafers
19位で言及したロールプレイヤーの外伝紙ペンゲー。スマホアプリで何度か遊んでみましたが、これ原作とは全然関連性ないですね(笑)
34位:西フランク王国の聖騎士
35位:テオティワカン・シティオブゴッズ
36位:アナクロニー
37位:Space Hulk: Death Angel
38位:Sentinels of the Multiverse
39位:One Deck Dungeon
これもダイスいっぱい振って楽しいゲー。
最近深海テーマの拡張がデジタル版先行リリースされ、来年にリテール版も出るとのこと。
姉妹編の「One Deck Galaxy」も延び延びで状況不明ながらKS予定。
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40位:アルルの丘
41位:アーカムホラー
42位:Gloomhaven: Jaws of the Lion
上で書いたグルームヘイヴンの独立拡張。マップがバインダー式になり、スペースや価格面で遊びやすくなった、らしい。
日本語版が出るとの話なので、出たら買ってみるつもり。
43位:西フランク王国の建築家
イラストがいい雰囲気の西フランク王国シリーズ。最近購入したけどまだ未プレイ。遊んだら紹介記事書きます。
44位:マラカイボ
45位:Street Masters
46位:Gloom of Kilforth: A Fantasy Quest Game
47位:Tainted Grail: The Fall of Avalon
48位:エバーデール
これも気になってるけど現状入手困難。手に入るようになったら購入を検討。
49位:Lord of the Rings: Journeys in Middle Earth
50位:Kingdom Death: Monster
51位:Shadowrun: Crossfire
52位:Obsession
53位:タペストリー
これも最近日本語版が出ましたね。気にはなってますがちょっとお高い。
54位:Snowdonia
55位:Hoplomachus: The Lost Cities
56位:インペリアルセトラーズ
57位:Cloudspire
58位:マンションオブマッドネス
59位:ルーンバウンド
60位:Xia: Legends of a Drift System
61位:ザ・ネゴシエーター
まさかのダサい邦題で日本語版リリース。
テーマはいいし、拡張いろいろ買ったけども、ダイス運に左右される面が大きくて若干醒め気味。
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62位:北海の略奪者
西フランク王国と同じアーティストのボドゲ。
元々はソロ対応ではなかったのを、ミニ拡張(とアプリ)で対応させたという話。
最近デジタル版が出て遊んでみたら面白かったので、入手できるようになったら購入を検討。
63位:Deep Space D-6
リテール版買おうかなと思ってたところに、新版(?)の「Deep Space: Armada」がKSで始まったのでバック。
今年の10月完成予定が遅れていて、現在印刷待ち状態とのこと。
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64位:Orchard
2018年の9枚PnPコンテスト優勝作品。130位から66ランクアップの大健闘。
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65位:Baseball Highlights: 2045
66位:Palm Island
手札だけで完結するシステムが評価されたのか、最近Inno Spielやアラカルトカードゲーム賞に選出されてましたね。
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67位:ルート
68位:ウェルカム・トゥ…
パーティー紙ペンゲー。ソロでやって面白いかは微妙だと思うけど……。
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69位:Glass Road
70位:コーヒーロースター
113位からランクアップ。豆チップの入れ替えが若干面倒だけど、テーマが好みなので許してしまう。
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71位:Clans of Caledonia
72位:ガンツ・シェーン・クレバー
73位:Descent: Journeys in the Dark (Second Edition)
74位:Dungeon Alliance
75位:エルダーサイン
やはり振るダイスが少ないゲームは運に左右されてしまって印象が良くない。
同じシステムでリメイク? した「X-Men: Mutant Insurrection」はそのあたりどうフォローしているのかが気になる。
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76位:アグリコラ
77位:Freedom: The Underground Railroad
78位:パスファインダーアドベンチャー・カードゲーム
2年のだんまりを経てついにA社が復活宣言をするも、直後に2か月以上再びだんまりを決め込むというヘイト稼ぎムーブが冴えわたるゲーム(被害者)
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【お詫びと決意表明】
『パスファインダー・アドベンチャー:ルーンロードの帰還 拡張セット』が遅れに遅れておりますが必ず出します。
海外ボドゲ制作のチーム編成を見直し、責任者直轄のプロジェクトとして再構築を行います。体制が整い次第、発売時期をお知らせいたします。— アークライトゲームズ (@ArclightGames) August 13, 2020
79位:Burgle Bros
80位:クトゥルフ・死もまた死すべし
81位:Star Realms
82位:Gears of War: the Board Game
結局あれから1回やったきり遊んでない……
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83位:the Isle of Cats
いかにもインスタ映えしそうなオシャレボドゲ。日本語版がアナウンスされましたね。購入予定。
84位:Ghost Stories
85位:Navajo Wars
86位:Imperial Settlers: Empires of the North
87位:Leaving Earth
88位:Space Empires: 4X
89位:Pax Pamir
90位:Maquis
184位から大躍進。やはりリテール化の力は大きいですね。
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91位:Nemesis
92位:Flash Point: Fire Rescue
93位:Tiny Epic Galaxies
タイニーエピックシリーズ。さらに小さいウルトラタイニー版をKSでバックしたけど、正直遊びづらかった……。
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94位:After the Virus
テラフォーミング・マーズのデザイナーが手掛けたにしては全然話題にならない作品。さすがにこのイラストは人を選びすぎる……。
リメイクしたりしたら化けるかもしれないですな(バランスも直す必要がありそうだけど)。
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95位:Pandemic Iberia
96位:Unbroken
もはや届かないことがステータスのKS炎上案件。とはいえ、追加送料支払った人にはおおむね行きわたり、支払ってない人にも届き始めたということなので、我が家にも来年中には届きそうな予感。
ゲーム自体は評判いいようなので楽しみにはしてます。
97位:7 Wonders: Duel
98位:La Granja
99位:Star Wars: Imperial Assault
100位:Paper Tales
100位までだとこんな感じ。ランキングは200位まであるのでざっと見てみると、
112位:the Lost Expedition(紹介記事)
114位:Black Sonata(紹介記事)
121位:Sylvion(紹介記事)
151位:Under Falling Skies(紹介記事)
159位:オーマイグーッズ(紹介記事)
167位:Set a Watch(紹介記事)
177位:フォールアウト(紹介記事)
188位:Pocket Landship(紹介記事)
200位:the Cabbagehead’s Garden
といったところ。
Under Falling Skiesは今度リテール版が出るので、来年はもうちょっと上に行くんじゃないかと思ってます。
Set a WatchはKSの拡張「Swords of the Coin」(バック済み)の出来次第で動きがあるかも?
Cabbagehead’s~は時折1PGのプレイレポートスレッドに出てくる、野菜擬人化のキモい絵が特徴のカードゲーム。最近KSで再版かかったのでバックしてみました。
KS界隈もボドゲバブルかってほど盛況で(主にミニチュア満載ボドゲ)、来年は色々新顔が見られるんじゃないかと期待してます。