BGGの2019年ソロボドゲランキング
TEENOさんのブログですでに取り上げられてますが、BGGの1-Player Guildが2019年版ソロゲーランキングを発表しました(2020年版はこちら)。
上位25位のちゃんとした解説はTEENOさんのブログに譲って、こちらでは上位10位と、あとは適当にかいつまんで雑にコメントしていきます。
一通りざっと見た感想ですが、わりと重ゲーが多い印象ですねー。処理が重かったり、プレイスペースを広くとったりするようなゲームが多くランクインしてます。
あとは多人数プレイで評価が高いゲームで、一人プレイにも対応している、もしくはオートマ対応しているもののランクインも結構ある感じ。
この辺りはコアゲーマーが多く投票しているということなのかな? プレイに時間、空間、金額的コストを惜しまないプレイヤーが多いんでしょうね。
1:Spirit Island
メイジナイトを破っての1位。いいゲームだとは思いますが、個人的にはプレイがちょっとしんどい。
恐怖ボードを小型化したり、扱いづらい探検家駒をトークンに変えたりしてできるだけ軽くして遊んでます。
2:Mage Knight
ついに1位を明け渡したメイジナイト。未プレイで気になってますが、言語依存と重ゲー感、プレイスペースを取りそうな雰囲気に二の足を踏んでます。
3:Terraforming Mars
定番のテラフォーミングマーズ。物理版は未プレイ、steamのデジタル版で何度かソロプレイしました。
日本語版でもやってみたいんですが、ボードが場所を取りそうなのと、一時期のプレ値で敬遠してました。今は落ち着いたのかな?
(追記)落ち着いたので購入して紹介記事書きました
4:Aeon’s End
個人的にはこれが2019年の1位かなあ。非対称戦なので、敵がオートマ的なチート行動でも気にならないのがいいですね。そこまで言語依存高くないので、シール貼りの手間と金額的な面を考えると、原語版で遊んでもよかったかなと思ってます。
5:Scythe
えーこれソロゲー向きかー? いいゲームだとは思いますが、オートマの処理負荷も高そうだし、ノットフォーミー感にあふれている……。
デジタル版でやるにはよさそうだけど、ソロゲーという範疇からは外れるしなー。
6:Groomhaven
んー、ゲーム自体は良さそうですが、これもめちゃ重そう……。ソロシナリオもあるらしいですが、基本は複数キャラ運用前提とのことで、気軽には遊べなさそうだし。
あと金額的にもちょっと手が出ない。
7:Arkham Horror: the Card Game
持っててプレイもしましたが、プレイスペースの問題であまり遊べてないです。そのうち再プレイしたい。
8:Robinson Crusoe: Adventures on the Cursed Island
お気に入りでルールブック訳したりしましたが、やっぱりプレイスペース問題であんまり遊べてない。
9:the Lord of the Rings: the Card Game
評価が高いデッキ構築ゲー。これと22位のエイリアン、25位のマーベルのやつはセットで語られることが多い印象ですね。
気にはなってるけど未プレイで、そのうちと思ってたら、別のマーベルデッキ構築「Marvel Champions」が登場してかなり評価が高いみたいので、そっちのほうが気になっているところ。
10:Too Many Bones
気にはなってるんですが、価格が高くてちょっと手が出ない。原語版どうしだとGroomhavenより高い$150。
11:the 7th Continent
自分の中で評価が乱高下したthe 7th Continent。現在は「割と好き」レベルまで上昇してます。
なぜか、チュートリアルシナリオが拡張セットにしか入ってないという謎の仕様。未プレイなのでどんな内容かはわかりませんが、それが基本セットに入ってたらだいぶ違ったんじゃないかなー。
ちなみに判定以外にもランダム性は割とあって、未踏査の場所に置かれる霧のカードのイベントや手札の引き、イベント自体も同番号の複数カードから1枚引いて処理、など。
15:Nemo’s War 2E
飛んで15位。これも評価高くて、一時期はウィッシュリストに入れてましたが、プレイスペースの問題で外したゲーム。
17:Wingspan
マルチプレイで一度遊びましたが、確かに面白い、というか殺伐としてない雰囲気がいいですね。付属のオートマルールがどんなかは未確認。あまりインタラクトがないルールなので、軽めのオートマなら悪くなさそうですが、疑似対戦よりスコアタのほうが向いてる気がする。
(追記)入手難でしたが、運良く入手できたので紹介記事書きました
18:Renegade
気になっててリストにも入ってますが、見た目の地味さと言語依存の問題でイマイチ購入に踏み切れない。
ゲーム自体は面白いみたいですが……。
19:Race for the Galaxy
かなり古いゲームですがまだランクインしてますね。基本セットではソロに対応してないので、拡張のGathering Storm込みか、ファンメイドのオートマルールでのランクインってことかな? オートマの出来はいい(強い)らしく、デジタル版はそれを使ってるって話を聞いた気がします。
デジタル版は所持していて、物理版も欲しくはありますが、日本語版は絶版プレ値。昔は余りまくってた印象なので(当時はどんなゲームかよくわからなかった)、手に入れておけばよかったなー。
訳があまり良くない印象があるので、リファインして再販してほしい。
20:Friday
ロビンソン漂流記ですね。お気に入り。スマホのデジタル版もプレイ感が良いので、待ち時間に遊んだりしてます。
22:Legendary Encounters: an Alien Deck Building Game
映画「エイリアン」のデッキ構築ゲーム。アートワークは映画からではなくコミック調。書下ろしなのかな?
気になってますが、映画の3以降のシリーズはアレだしなーという理由でスルーに。
24:Roll Player
日本語版も出てるRPGキャラ作成ゲー。
個人的にはキャラ作るだけだとちょっと単調なので、拡張入れて遊びたい。
25:Legendary: A Marvel Deck Building Game
エイリアンと同じシステム系列なんでしょうね、Legendaryというのは。
これもリストに入ってましたが、いまはMarvel Championsのほうが気になってます。
27:Space Hulk: Death Angel
ウォーハンマー系(?)は色々出過ぎてよく分からんのですがこれはカードゲーム。
気になりつつ、込み入った設定のハードルが高くて二の足を踏んでる状態。
29:this War of Mine: the Board Game
ビデオゲームのボードゲーム化。もともとボードゲーム的な雰囲気があったのでうまく落とし込めたのかと。
これまた気になりつつ、重そうで手が出ない。
31:Sprawlopolis
こういう軽いゲームがランキングに入ってるとホッとしますね。
33:Onirim
デジタル版でプレイしましたが、ちょっと抽象的で好みではなかった。
Oniverseシリーズがいくつか出ていて、ランクに入ってますね(Sylvion以外は未プレイ)
34:One Deck Dungeon
ダイスいっぱい振って楽しいゲーム。スマホ版は画面が小さくてプレイアビリティに欠けますが、タブレットやPC版なら物理版とほぼ変わらないプレイ感で遊べます。
45:Elder Sign
飛んで45位。雰囲気はいいんですが、場所を取るのと運要素が強いのがネック。
これもデジタル版出てますが、情報の見通しが悪く、やるなら物理版という感じ。
47:Gloom of Kilforth: a Fantasy Quest Game
ノーチェックでしたがベスト人数に「1人」が入ってるので紹介。
パッと見では軽く見えるけど、重ゲー指数は3越えと高め。
51:Nusfjord
マルチゲーのイメージでしたが、これもベスト人数に「1人」が入ってますね。
重ゲー指数は3をわずかに切る程度。自分の中では何となくアグリコラと同じ箱に入ってます。
53:Hostage Negotiator
1人専用の人質解放交渉ゲー。錚々たるリストの中だと軽めで遊びやすい部類ですね。
あまり遊べてないのでもうちょっと回しておきたい。
55:Deep Space D-6
PnP版のみプレイ経験あり。物理版がサイコロ堂で販売されてるんだけど、ちょっと送料が高い。
どなたか沖縄行く人がいたら買ってきてください。
56:Leaving Earth
ベスト人数に「1人」あり。
重ゲー指数3.64はかなりのヘビー感。
58:Gears of War
ビデオゲームのボドゲ化版。持ってますがソロは1度のみ、マルチで数回やったのみなので、そのうちソロで全シナリオクリアしておきたい。
59:Agricola
熱心なファンが多いゲームという印象のアグリコラ。ベスト人数には入ってないんですが、一人プレイも根強い人気と聞いてます。重ゲー指数はLeaving Earthと同点の3.64。
61:Palm Island
片手プレイのデッキ育成ゲー。30点超えるまでは何とかプレイしましたが、そこからはさっぱりという感じ。しっかりカウンティングが必要ですね……。
62:Pathfinder Adventure Card Game: Rise of the Runelords
これのせいでA社に対するわだかまりが抜けない、いわくつきのゲーム。日本語版も出てますが、遊ぶなら英語版をやる以外の選択肢は現状なし。
最近第2版が出て(英語版)、ルール周りが整頓されてカードデザインも一新されました。
65:Zombicide: Black Plague
中世風ファンタジーに舞台を移したZombicideシリーズ。
持ってますし悪くないですが、キャラ6体固定のバランスなので、ソロでやる気にはちょっとならない……。
67:Street Masters
ストリートファイター、もしくはファイナルファイト風の格闘テーマボドゲ。BGGのソロゲーフォーラムにもたびたび話題に登場している。
見た目地味なのと大量のフィギュアを使うというところでノットフォーミー感はありつつ、ちょっと気にはなる。
70:Welcome to…
上限人数100人(用紙が100枚だから)の紙ペンゲー。
ソロも悪いとは言わないけど、やっぱりこれはパーティーゲーという気はする。
71:Sword and Sorcery
未チェック案件。ベスト人数に「1人」は入っているが、重ゲー指数が4.02。大量のフィギュアといい、ちょっと遊べる気がしない……。
78:After the Virus
ゾンビテーマのデッキビルディング。バタ臭い見た目でいまいち興味がそそられないけど、一応チェックしてみるかな……。
(追記)買いました→紹介記事
82:the Lost Expedition
安いし見た目も好みなのでリストに入っているゲーム。何かのついでに買うと思います。
(追記)買いました→紹介記事
83:Star Trek: Frontiers
ベスト人数1人。ただ重ゲー指数が4.29とかなりのヘビー級。スタートレックそんなに思い入れないしなー……。
85:Aerion
Oniverse最新作。このシリーズ色々出てるけど、Onirimとこれが評価高いという感じなのかな?
88:Dungeon Alliance
タイル配置、フィギュア移動、カードアクションにダイスバッグといろいろ詰め合わせ感あるゲーム。
そこそこ重く、そこそこお高く、おそらく言語依存もそれなりにありそう。
92:Oh my Goods!
基本だけだとソロ対応してないので、ファンバリアント適用か拡張込みのランキング入りか。
全部カードで表現しててコスト削減には役立っているけど、プレイアビリティは低く、いろいろプレイヤー側で工夫が必要なのと、運の要素強めなのが気になるところ。
94:Comancheria: the Rise and Fall of the Comanche Empire
アメリカインディアンのコマンチ族テーマのゲーム。ウォーゲームっぽい見た目でスルーしてたけど評価高めですね。
テーマ的には気になりつつ、重ゲー指数4.1は結構高い。
97:Apex Theropod Deck-Building Game
恐竜テーマのデッキビルド、らしい。初めて聞いた。
悪くなさげだけど、ボードがでかい!
98:Darkest Night 2E
クエストベースのダークファンタジーものっぽい。プレイスペースかなり必要とのことでノットフォーミー。
100位まではだいたいこんな感じでした。所有済み、プレイ済み、ベスト人数が1人、もしくは1人が入っているものに絞ってざっくり見てみましたが、やはり重ゲー8割軽め2割といったところでしょうか。
ちなみにランキングは200位まであって、その中だと、
100:Legends of Andor
105:Black Sonata(紹介記事あり)
106:Clank!
113:Coffee Roaster(紹介記事あり)
123:Sylvion(紹介記事あり)
128:Root
130:Orchard(紹介記事あり)
143:Unbroken
151:Nautilion
182:First Marians: Adventures on the Red Planet
183:Azur
184:Maquis(紹介記事あり)
196:Marvel Champions: the Card Game(紹介記事あり)
という感じ。
Coffee Roasterは日本のゲームの海外版で、逆輸入ローカライズ版が12月に出る予定ですね。もちろん購入するつもり(追記:買って紹介記事書きました)。
日本のゲームでは他に200位にもペーパーテイルズが入ってます。
SylvionとNautilionはOniverseシリーズ。独特のアートワークでファンがついてる感じでしょうか。
Unbrokenはダークなダンジョンサバイバルで、KS終了後にレイトプレッジしましたが、パブリッシャーが良くなく、発送が遅れるばかりかバッカーに対する挑発的なコメントも多くて、ヘイトばかり高まってしまっているのが残念。
デザイナーは気の毒というよりほかありませんが、何とか発送にこぎつけてほしいものです……。
First MartiansはRobinson Clusoeのデザイナーの新作。評判は良くなく叩き売りになってますが、プレイスペース広そうで手を出してません。
そしてMarvel Champions。発売が11/1で、ランキング投票締め切りが11/4にもかかわらずランクイン(まあ6票ですが)というところからも、注目度がうかがえるのではないでしょうか。来年はこのゲームが来る、という意見もありました。
購入予定ですが現在品薄で、米アマゾンではプレ値がついていて様子見中です(追記:買って紹介記事書きました)。
2019年も残りわずか。まだ届く予定、買う予定のゲームもありますが、遊べてないゲームもできる限りこなしていきたいところです。