THE LOST EXPEDITION
ジャングルを探検して失われた都を探す、ルート構築&リソースマネジメントカードゲーム
ソロ分類:ソロ・協力・対戦
日本語対応:ルール和訳あり(BGG・要登録)
BGGの2019年ソロゲーランキング82位のアドベンチャーカードゲーム。
カードで表された道のりを進み、限られた食料や弾薬、さまざまなリソースをやりくりして探検していく。
ターンは朝と昼を繰り返して進んでいくが、ユニークなのは朝が終わったら進行、とかではなく、ルート内で進行アクションを選ばないと進めず、逆に言えば複数実行できれば1日のうち何ステップも進めるというところ。
そのアクションは半日ごとに作成されるルートを順に解決していくことで行われ、黄色の枠は必ず実行しなければならないアクション、赤の枠はどれか一つを行わなければならないアクション、青枠は任意で実行のものとなっている。
アクションは白抜きのアイコンのリソースを消費して行い、黒塗りのリソースやアクションを獲得する、という風になっていて、消費できない場合はダメージのペナルティを受けてしまう。
上記の写真の一番左の「AMBUSH!」の例でいうと、まず黄色枠を実行しなければならない。いずれかのキャラのライフを1支払い、ルートにカードを1枚追加して、次のルートカードを除去する。奇襲を受けて回り道をするイメージだろう。
そして、赤枠のどちらかを実行しなければならないので、ダメージを1点受けるか、植物リソースを2つ支払うかを選べば、次のルートのカードに進行できる(次のカードは除去されているので実際には次の次)。こちらはケガ治療するか放置するかを選択するイメージだと思われる。
そのようにカードを解決しながら進行し、難易度によって異なる6~9ステップの道のりを踏破すれば勝利となる。
これだけだと単なる運ゲーだが、ソロルールのルートのカードの並びは朝はプレイヤーの手札→山札と交互に配置、午後は配置したカードの前後どちらかに次のカードを配置できるというルールになっているので、うまく必要なリソースが得られるように調整したり、危険なカードをスキップできるように仕込んだりと、ある程度工夫ができるようになっている。
マルチプレイでは、お互いの手札から上手くルートを構築していくソロに似た協力ルールと、相手にきついルートを選ばせつつ、いかに自分が楽に進めるかを競う対戦ルールが用意されている。
問題はカードの大きさが一般的なものより2周りほど大きいこと。このせいでプレイエリアもかなり取られるし、シャッフルもやりづらい。見た目はいいのだが、やはり普通の大きさが良かった……。