オレとオマエの異世界転生Reboot

異世界転生ネタのダイスゲーム チート能力(?)を使って魔王を倒せ

ソロ区分:ソロ専用ルール・目標クリア型
日本語対応:日本語版


以前紹介した「異世界ギルドマスターズ」のデベロッパー、六角えんぴつの過去作のリメイク(リメイク元を知らないので違いは不明)。

ボード上のエリアを巡ってクエストをこなし、報酬でアイテムを入手したりレベルアップしたりしてキャラを強化し魔王討伐を目指す。

キャラはこんな感じで3枚のカードを組み合わせて作成する。キャラ紹介ボード自体がラノベタイトルっぽくなるのもいかにもという感じ

クエストの成功判定はダイスで行い、指定された能力値分の6面ダイスを振り、対応した目がすべてそろえばクリアとなる。1回の判定で失敗してもダメージを受けてそろった目はそのままで再挑戦が可能なのでいずれは成功できるが、ターンごとに振る移動ダイスで6が出てしまうと魔王トラックが一つ進み、決戦マスまで進んでしまうと強制的にラストバトルに突入してしまうので、それまでに(魔王トラックが敵HPも兼ねているのでできればその前に)キャラの強化を済ませる必要がある、といった流れになっている。

 

異世界転生物のお約束に沿った(この手のジャンルに詳しくないので「っぽい」くらいの印象だが)アイテムやクエストを楽しみながらワイワイやるのが多人数プレイの楽しさだと思うが、ソロプレイだと黙々とした進行になりがちで、ダイスゲーの運要素の強さが目立ってしまうところがある。

キャラの能力値は素で12まで上がるので1回の判定で大量のダイスが振れるが、上級クエストは必要な出目が6~7つとかあるので12個程度ではとても追いつかず、アイテムや能力である程度の出目操作やダイスの追加が可能ながら、「出るときは出るし、出ないときは出ない」的な運ゲー感がどうしても付きまとってしまう。

この上級クエストの場合、武技か魔法の能力値で判定し、1が3つと、5と6が2つずつ必要

そのあたりはOne Deck Dungeonのように出目の合計を使えたりする要素があればよかったかもしれない。また、基本の出目操作能力が「出目を+1またはー1する」というものなので、どうしても展開が大味になりがちで、複数の能力をコンボさせて出目を操作するような展開になりづらいのももったいないと感じた(もしかしたら祝福のスキルにそういう能力があるのかもしれない)。

 

まああまりガチで遊びこむというよりは、上に書いたようにこの手のジャンルらしさを楽しみながら多人数で楽しむのが本来の遊び方なのだろう。

(ちなみに多人数は対戦型と協力型の2通りの遊び方ができる)


オレとオマエの異世界転生REBOOT