WARP’S EDGE

ループする戦いでマザーシップ破壊を目指す、スぺオペテーマのバッグビルド

ソロ分類:ソロ専用
日本語対応:なし

Proving Groundsに続く、RenegadeのSolo Heroシリーズ第2弾。

今作はスペースオペラがテーマとなり、ルーキーの宇宙戦闘機乗りとして単機で敵マザーシップの破壊を目指す。
無謀としか言いようのないチャレンジだが、この最新鋭戦闘機には時間遡行能力が備わっていて、リソースが尽きるたびに強化した性能はそのままに戦いの最初からやり直すことができる。

ゲームとしてのメインのシステムはバッグビルド。スタート時は11個しか入っていない袋の中からトークンを引き、レーザー(攻撃)やマニューバ(機動)を使用して敵を処理すると、撃破方法に応じたトークンなどの報酬が手に入る。エネルギートークンを使用すれば新たなトークンを購入したり、消耗したシールドを回復したりできるので、どのトークンを獲得していくかが重要な戦略となる。
ターンの最後にトークンが5個引けなくなったらワープ(ループ)終了で、使用済みのトークンを袋に戻し、敵デッキもリセットして次の周回に挑む。

決められた周回数が尽きる前にマザーシップの全部位を破壊すれば勝利、周回数をオーバーしたり、戦闘機が破壊されたら敗北。

 

敵を倒したり、購入したりしたトークンは袋に入るので、袋の中のトークンを切らさないように補充していくのが基本の攻略となる。状況によっては強いトークン1個より、安いトークン2個のほうが得だったりもするのでうまくやりくりしよう。
幸いバッグの中のトークンを手探りで数える分には許可されているので(見るのはNG)、厳密なカウンティングは必要ない。引くときに残りが5個以上あるか、心もとないかどうかはしっかり確認すること。

 

敵ボスとしてのマザーシップは5種類、自機は4種類あり、自機ごとにPOWER(特殊能力)トークンの内訳が異なるので、それなりにリプレイ性はあり。

難易度は、最初のボスからなかなかの歯ごたえ……と書きたいところだが、そう思っていたのは自分だけらしく、BGGのフォーラムではおおむね「簡単すぎる」との評価となっている。載せられたリプレイを見る限りかなり理想的なドローをしていて「ホントかー?」と思わないこともないが、自分がこの手のデッキビルド系がヘタなのは間違いないので、間を取ってそこそこ、というところなのだろう。

 

Proving Groundsに続いてこちらにもストーリーブックが付属していて、今回はシナリオ形式でプレイすることもできるようだが、当然全編英語なので未確認。英語に堪能ならより楽しめるのではないだろうか。

箱にぴったり収まるトークントレイもプレイアビリティを高めている

 

公式サイト
BGG