PROVING GROUNDS

証明の地で戦い抜き、女王殺しの無実を証明せよ! 制限時間内にダイスの目をそろえるパニック系ダイスプレイスメント

ソロ分類:ソロ専用
日本語対応:なし

クランク! などを出版しているRenegade Game StudiosがSolo Hero Seriesとして発売したシリーズ第1弾。
名前の通りソロ専用のゲームで、後続には今年1月にKSでプロジェクトが成功した、宇宙パイロット物Warp’s Edgeが控えている。

陰謀により女王殺しの嫌疑をかけられたマイア・ストロングハート姫が、身の証を立てるためにコロッセオで戦い抜くというストーリー。ストーリーが記された28ページのブックレットも付属しているが未読。

 

常に6人の敵に囲まれた状態で、方向に対応した目のダイスを割り当てて攻撃し、8人の敵を倒せれば勝利となる。

特徴としては1分の制限時間内なら、好きなだけダイスを振りなおせるところ。

ただし、1つしか出ていない目は振りなおせず、1つしか割り当てられなかった敵の攻撃トラックは下降し、一番下まで到達するとダメージを受けてしまう。

振り直した結果、複数になった目は再び振りなおせるので、それを繰り返して敵のダメージトラック上昇に必要な目をそろえ、一番上まで到達すれば撃破となる。

うまく振り直して複数、または0個の割り当てになるように調整するのが攻略となるが、1分の時間内ですべての目の状態を把握、調整するのはなかなか難しく、絶妙な設定になってると感じた。

 

この基本のシステムに加え、お供のドラゴンを追加したり、共謀者が毎ラウンド妨害してきたりするモジュールが6つ付属していて、自由に組み込むことができる。
ほとんどのモジュールは難易度を上昇させるが、中にはプレイヤーを手助けするものもあるので、うまく利用して試練を生き残りたい。

 

注意点としては、初版に付属している敵のカードは難易度が想定より高すぎ、メーカーが修正版を送付対応しているというところ。
初版は箱裏のバーコード上のロットナンバー末尾が「-01」となっていて、基本的に現状(2020年9月)流通しているのはすべて初版と思っておいた方がいい。

サポートページから申し込めば、海外であっても代替カードを送ってくれるので、忘れずに申し込む必要がある。
自分の場合、申し込みから3週間弱で代替カードが到着した。
わざわざ海外からゲームを取り寄せてもすぐには遊べないのは残念な話だが、メーカーの真摯なサポート体制は評価したい。

 

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