POCKET MARS

火星に入植者を送りこめ。伏せカードの使い方が特徴のライトなカードゲーム

ソロ分類:ソロ・対戦
日本語対応:なし

 

火星上の施設に入植者を送り込み、人数や配置によって得られる勝利点を稼ぐのが目的。

一応各施設には発電所や温室などのフレーバーがついているが、全体的にテーマ性は低く、勝利点を得るための入植者コマを動かす役割程度の存在にとどまっている。
テーマに惹かれて購入したので、ここは個人的には残念なポイント。

このゲームならではの特徴としては、伏せカードの存在。施設にシャトルから入植者を配置するには伏せカードをプレイする必要がある(かつ前のカードより数字が高くなければならない)のだが、この伏せカードは他人のものも使用できる仕組みになっている。入植者を送り込むには伏せカードを配置しなければならないが、強いカードばかり伏せてしまうと他人に使われてしまうので、ブラフで弱いカードを混ぜたりする駆け引きが発生する……のではないだろうか。

書き方があいまいなのは、ソロロールではボット相手にプレイすることになり、このボットはプレイヤーの伏せカードを妨害する動きをしないので、せっかくの独自ルールが死に要素になってしまっているせい。
これもまた残念な要素の一つ。

対人戦ではいずれかのプレイヤーが全入植者を送り込むことで終了条件がトリガされるが、ソロではそれに加えて山札が尽きたら終了という条件が加わり、ボットもこの山札を消費するアクションを多くとってくるので時間との戦いになる。

 

プレイ感は軽く、箱は小さく、値段も安め、テーマ性はフレーバー程度ということで、以前紹介したMULTIUNIVERSUMに印象が近い。カードの質がちょっと悪いところも似ている(笑)。

特におススメはしないが、米アマゾンで本命を通販するついでにでも購入してみてもいいかもしれない。

BGG