2019年に見た映画を振り返る

去年は映画に対するスタンスがちょっと変わった年でした。

3月のTOHOから始まった鑑賞料金値上げをきっかけに、基本地元の映画館の会員デー以外では見ないことにしたんですが、思わぬ副作用として、全体的に見た映画への評価が少し甘くなったように思えます。

まあ、1900円(+交通費など諸経費)出して雑な映画見せられたら頭にも来ますが、1100円程度なら許す気持ちになりやすいんじゃないかと思います。

そんな2019年に見た映画は劇場・配信合わせて37本。

特に区別せずに古い順にみていきます。直接的なものはないですが、ある程度のネタバレは含まれるのでご注意ください。

 

ミスター・ガラス

アンブレイカブル、スプリットに続く3部作。アンブレイカブルはかなり好きで、スプリットはそこそこながら、最後にアンブレイカブルとの関連が明かされて期待してたのだけど、ちょっといまいちだったかなー。

これまでのシリーズをひっくり返しそうで結局そのまんまというのが、シャマランらしくなくもったいない感じだった。

 

アクアマン

DCEUにはあまり期待してなかったけど、これは良かった。あまりDCEUに関連させず単体作に近い形だったのも良かったし、シリアス一辺倒から脱して軽くコメディタッチだったのも功を奏したと思う。

 

アリータ・バトルエンジェル

せっかくロドリゲスが撮ったのに、原作(銃夢)の猥雑さがあまり出せてなかったのが残念。ブレードランナーとイメージが被るのを嫌ったのかもしれないけど、あんなに明るく住みやすそうなアイアンタウン(クズ鉄街)じゃ、あんまり「這い上がろう」と思わないんじゃないかなー

マカク編、ユーゴ編、モーターボール編を合わせて2時間にまとめるのも無理があった。

 

ネクストロボ

Netflixで見たCGアニメ映画。メカ描写は良かったけど、主人公の反抗期というより身勝手な性格が好きになれなかった。

あとこれに限らずNetflixはきわどい描写を入れてるのを売りにしてるフシがあって、これもなんか妙に殺伐としてるんだよなー

 

スパイダーマン・スパイダーバース

コミック版スパイダーバースとは無関係のCGアニメ映画。登場人物も大幅に減ってマイルス、中年ピーター、スパイダーグウェン、ノワール、ペニーとハムの6人のみ。後者3人はサブ的扱いなので実質3人という感じ。

映像はオシャレな感じだったけど、あまりノレるところがなかった。

 

キャプテンマーベル

エンドゲーム前の最後のMCU映画。正直インフィニティーウォーのイメージが良くなかったし、キャラ的にも偶然能力を手に入れた割に上から目線で偉そうなので、なんか好きになれなかった。

DCEUのスーパーマンもそうだけど、単に強いだけのキャラって「あいつだけでいいんじゃないかな」ってならないように普段登場させず、いいところだけもってく使い方になっちゃってあんまり良くない気がする。

 

トランスフォーマー・最後の騎士王

前作の反省からか2時間半に短縮されたものの、やっぱりまだ長い。

歴史の裏のトランスフォーマーというテーマは面白いと思ったけど、それ以外の部分がグダグダ過ぎて台無しにしてた印象。これのせいで続編凍結というのもやむなしか。

 

アベンジャーズ・エンドゲーム

インフィニティーウォーからこっちイマイチで、全然期待してなかったけどすごく良かった。

しかしやはり3時間は長い……。

 

ガンダムNT

90分という尺にあれもこれも詰め込み過ぎて、ダイジェスト版を見てるような感覚だった。

題材的にもニュータイプとサイコフレームを万能に描きすぎて、インフレ極まってファンタジーの域に入っちゃってるのが浮いてる気がしたなー

 

ゴジラ・キングオブモンスターズ

ギャレスゴジラの続編。

怪獣側はまあいいとして、人間側の行動がイマイチ説得力を感じられなくて、頭空っぽにして見れば高得点、いろいろ考えだすと減点が多くなるという感じ。

海底遺跡のアレにはちょっと笑ってしまった。

 

ガールズアンドパンツァー・最終章第2話

1話で試合が半分しか進まなかったので不安視してたけど、2話で後半と次の試合の前半まで進めてたので少し安心。

キャラの成長描写も良くて、あとの心配はこのペースでいつ終わるのか、ということくらい(重大)。

 

X-MEN・ダークフェニックス

これ作る意味あったのかなー

せっかくフューチャー&パストでストーリーが分岐したのに、結局旧3部作目と同じような話になってるし。

 

スパイダーマン・ファーフロムホーム

MCUフェーズ3最終作(見たときはフェーズ4の1作目かと思ってた)。

ミステリオの設定を全然知らなかったので新鮮に見られてよかった。逆に知ってる人は前半退屈だったかもなー。

 

ワイルドスピード・スーパーコンボ

シリーズ外伝、ということだけど、やってることはいつもと同じ。

 

JOJOの奇妙な冒険・ダイヤモンドは砕けない

噂の実写版JOJO。

……とはいえ、思ったほど悪くはなく、かといって別に良くもないという微妙な出来だった。

 

アトミック・ブロンド

格闘アクションが上手いデヴィッド・リーチ監督作品。

ボロボロになりながら奮闘するシャーリーズセロンが良かった。

 

ワンス・アポン・ア・タイム・イン・ハリウッド

タランティーノ9作目。

いつものごとく映像は軽妙な雰囲気でよかったのだけど、80年代ハリウッド郷愁みたいなのはあまり実感がわかなくてノレなかったかなー

思ったよりシャロン・テイト事件に絡まなかった(というか、思ったような絡み方をしなかった)のも肩透かし気味だった。

 

アド・アストラ

商業化された宇宙、というSF描写は良かったんだけど、メインのストーリーは「これアリなん?」という感じで、予告で期待したようなサスペンスアクション要素もあまりなく、思ったよりも内省的な話で期待からは外れてしまった。

 

ジョン・ウィック:パラベラム

あまり変わり映えしなかった前作から比べると、いろいろ工夫はされていたとは思う。その分だいぶ面白アクション方面に行っちゃった気もするけど……。

格闘シーンも頑張っていたとは思うけど、割とダルくて、無印みたいなキビキビした射撃アクションのほうが向いてる気がする。

ストーリー的には驚くほど何も進んでない。飛ばしても問題ないくらい。

 

ニンジャバットマン

Netflixで見たCGアニメ。

なんか悪ノリが過ぎて、バットマンというよりタイムボカンシリーズみたいになってた。

 

ヒットマンズ・ボディーガード

これもNetflix。ライアン・レイノルズとサミュエル・ジャクソンのバディ(?)もの。

割とよかった。良作。

 

カンフーパンダ1~3

この時期はNetflixに加入してたんで、独占タイトルを重点的に見てた。

2、3が良くて、以前見た1も見返した。

アクションも見ごたえあったし、ちょっとした表情とかも細やかで、CGアニメに抵抗なければおすすめしたい出来。

さすがに1は今見ると、ちょっと勢い任せの部分が目立っちゃうけど……。

 

エンドオブキングダム

どっちがどっちだっけでおなじみの、エンドオブホワイトハウスとホワイトハウスダウンのうち、前者の続編。ちょうどこのころエンドオブステイツの劇場公開が始まったのがきっかけで、配信で見た。

アメリカ万歳がちょっと鼻につくけど、長回し(風かも)のアクションシーンなどもあり見ごたえがあった。

 

スパイ・レジェンド

タイトル通りのスパイもの。主人公のオレツエーを堪能する映画ですな。割とよかった。

 

JOKER

あんまり見る気なかったものの、あまりに話題に上ってるので見ることに。

ストーリー自体にそれほど驚きはなかったけど、映画としてよくまとまってて見やすかったのと、深読みするともしかしたら面白い設定なのでは、と思えたので見ておいてよかったかも。

 

ターミネーター・ニューフェイト

3以降をなかったことにしてリブートしたターミネーター。結論から言うとそこまでしてこれかよという出来だった。

何より戦力の逐次投入をするAI、というのがポンコツ以外の何物でもないので、シリーズを作るということ自体が無理があるんだと思う。

 

コップカー

スパイダーマンのジョン・ワッツ監督の過去作。ジュブナイル+サスペンスという感じで、冒頭しばらくは退屈でどうしようかと思ったけど、話が動き出してからは面白かった。

 

ゾンビランド・ダブルタップ

予告を見てヤバそうだなーと思ってた不安を裏切らず、ただ単に作った続編という感じで存在意義が分からない。

マチェーテといい、真面目な顔して作ったコメディがウケると、なんで続編では「ほら面白いでしょう? どう? どう?」というクドい作りになるのか……。

 

イップマン・継承

ドニー・イェン版のイップマン3作目。アクションは相変わらずよかったけど、ストーリーは主人公を聖人君子に描きすぎて醒めてしまうなー

この作品で出たライバルキャラのスピンオフが出てるので、そっちのほうが期待できそう。

 

移動都市/モータルエンジン

初めて予告見たときは面白そうに感じて劇場で見ようと思ってたものの、その後の予告でチープさが目に付いてスルーしてたのだけど、その予感は的中していた。(上のは後から見たほうの予告、最初に見たのはこれ

全体的に映像が安っぽくて、見てても全然熱中できなかった。

 

ロング・ウェイ・ノース 地球のてっぺん

「ブレンダンとケルズの秘密」の助監督の作品。東京都写真美術館で単館上映してて、初回時期に行きそびれてたのを、再度上映されたので行ってきた。

主線を使わないガッシュっぽいタッチで、少女の冒険を都合よすぎず、シビアすぎずのいい塩梅で描いてて好印象(都合よくはある)。

 

ヒックとドラゴン 聖地への冒険

劇場公開スルーの2から一転、全国ロードショウとなった3作目。とはいえアナ雪2、SW9と重なって全然話題になってませんが……。

内容としては2の順当な続編という感じで、あまり3ならではという印象はなかった。最初にダイジェストを流すとはいえ、この2前提の内容でよく劇場公開のゴーサインが出たな……

 

クリード 炎の宿敵

ロッキーのスピンオフ、クリード2作目。

良作ではあるんだけど、配信で見たamazonプライムは字幕が中華フォントになってて気になって集中できなかった。

このところアマプラ映画はあらすじやサムネイル、映画によっては字幕の内容自体もクオリティが変なものがあって安心して見られない……。

 

イップマン・最終章

上のドニー・イェン版とは別のイップマンシリーズ。話としては2作目だけど1作目はアマプラにはなかった。

ドニー版と比べて人間臭さがあるという評判だけど、Wikipediaの記載を見る限り、それでもだいぶ史実からは美化してるような印象があるかなー。

アクション控えめでもあるので、どうせ見るならドニー・イェン版だけでよかったかも。

 

バンブルビー

アマプラ枠に来たので見た。これまでのトランスフォーマーシリーズがアレだったのでネタ半分で見たけど、これはかなり良かった。

話をむやみに大きくしなかったのも良かったし、(実際はウソ変形とは言え)過去シリーズみたいな原型とどめない細切れ変形ではなかったのも、ロボものとして見ごたえがあった。

なんか「最後の騎士王」で語られた歴史とは矛盾してるんだけど、個人的にはこっちをシリーズとして続けてほしいなー

 

映画としてはこんな感じ。ムービーオブザイヤーはシリーズ前提という問題はありつつ、やっぱりエンドゲームですかね。次点でカンフーパンダ3。

劇場、配信系取り混ぜて色々見ましたが、Netflixは有料系というだけあって、独占タイトル多くて見ごたえありますね。ただエンドロール始まったとたんに画面ワイプして「次はこれ見ろ」的なのが強制で出るのだけは容認できない。せめてオフにできるようにしてほしい……。

 

2020年はMCUフェーズ4の動向とか、あとはゴジラ新作、トップガン、ジュブナイルっぽい雰囲気が期待できるゴーストバスターズですかねー。それなりに楽しみにしてます。

 

おまけでNetflixやアマプラで見た洋ドラやアニメシリーズも追加。

 

TITANS

実写版ティーンタイタンズを期待して見たのだけど、ハードな描写はともかくとして、シーズン1最終回はクリフハンガー、シーズン2をお楽しみに! という洋ドラいつものアレで辟易してしまった。

 

ケムリクサ

けものフレンズ2期の降板騒動のあとに公開された、たつき監督のアニメ。

正直アニメーションとしてはかなり質が低いし、話もスロースタートではあったけど、謎めいたストーリー展開で中盤以降は面白く見られた。まあ要するにけもフレ1期と同じですなー

 

ラブ、デス&ロボット

Netflixのアニメアンソロジー。ラブかデスかロボットのいずれか、もしくは複数をテーマにした15分前後の短編作品集という感じで、テーマのごとくエロやグロ描写が多く登場する。

短いので見やすいのは良かった。個人的には人外格闘の「ソニーの切り札」、農民パワードスーツの「スーツ」、ロシアが舞台の「秘密戦争」が好みだったかな。

 

インベーダーZIM フローパス作戦

超久々の新作。話も「TVスペシャル」的なスケールの大きさでよかった。

 

アバター・火の巻

アマプラにあったころ数話見て脱落してたのを、Netflixに契約したのを機に最後まで。

ストーリーのペース配分があまり良くなく、メインに絡まない話を丸々1話使ってたり、かと思えば重要な場面で描写不足になったりしてちょっといい印象がなかった。まあ結末まで見られたので良しとしておこう。

 

ヒルダの冒険

アーバンファンタジーという趣のアニメ。その昔カートゥーンにはまってた時期は、次第にドタバタ騒がしい作品ばかりになってきて離れちゃったんだけど、これは落ち着いた話が多くてよかった。

 

キャッスルヴァニア

悪魔城ドラキュラのアニメ化。パッと見は悪くないんだけど、なんかテンポ悪い話が多くて、ずっと喋ってるだけの回とかあるかと思えば終盤はバタバタ展開したりとイマイチだった。グロ描写多め。

シーズン1は4話のプロローグという感じで、シーズン2が本編。3も作られてるらしいけど、個人的にはもういいかなあ。