2022年1月3日
2022年1月10日
テインテッド・グレイル:アヴァロンの崩壊


(全15章のうち2章終了時点での、ファーストインプレ的な紹介である点をご了承ください) アーサー王伝説をモチーフにした世界で、世界の崩壊を止めるために旅立った師匠たちを追ってアヴァロンを旅していく、というストーリー。 システムとしてはマップカードを配置してコマを動かし、各カードに記された番号に対応したストーリーブックを参照して選択肢を選んでいく、といった、オープンワールドのゲームブックといったプレイ感。 よく似たシステムのゲームとしては、以前紹介した「the 7th Continent」が後述の判定システムも含めてかなり近い。さすがに偶然ということはないと思うが、パクリというほど酷似してもいないので何とも言えないところ。 ストーリー設定的にはかなりダークで、もともと異形の生物が棲む土地にアーサー王率いる軍勢が侵攻して征服し、人間が住める土地にしたとされる由来があり、「メンヒル」と呼ばれる謎の石像の加護がなければ崩壊、異形化の影響にさらされてしまうという非常に危険に満ちた世界となっている。 そのメンヒルの力が弱まり、加護が失われるのも時間の問題ということで、先発の冒険者が旅立ったが、行方知れずになってしまったため、未熟な主人公がそれを追って旅をしていくことになる。 ゲームシステムにもこの設定が深くかかわっていて、毎ターンのはじめにメンヒルフィギュアに組み込まれたダイヤルのカウントが減っていき、0になると失われて周囲のマップカードが排除されてしまう。




もう一つ、これは英語版からの問題点だが、メンヒルに差し込むダイヤルが、未塗装の状態だと数字の視認が困難でプレイがしづらいので、墨入れ塗装をお勧めしたい。テインテッド・グレイルで昨日やってて変だなと思ったランダムイベントの「新たな脅威」、英語版にはない「解決する」の一文のせいっぽい
— だいすけ (@dice_k00) January 1, 2022
本来は遭遇の解決をしないでマップに配置する効果っぽいけど、日本語版だと解決してからマップに配置することになるので、2回戦う羽目になってしまうのよなー
気合の入った塗装をしようとすると、道具や技術的な難易度が上がってしまうが、墨入れ程度であれば全体を塗って表面をふき取るだけで、塗料と筆一本で済むのでお勧め。 (上記の写真はそれに加えて、スプレーのつや消しを噴き、ウェザリング用白パステルで凸部分の強調をしたもの。やはり技術的な難易度は低い) https://www.mr-hobby.com/ja/product1/category_29/1867.html https://www.tamiya.com/japan/products/87080/index.html https://www.mr-hobby.com/ja/product2/category_11/271.html 最後にBGGのスレッドにあった公式のアドバイスで、序盤プレイで実感のあったものを抜粋。前情報通りテインテッド・グレイルのメンヒルダイヤルの視認性が悪いので、試しに半分ほど墨入れとウェザリングを入れてみた。
— だいすけ (@dice_k00) December 29, 2021
悪くない感じなのでそのうち残りもやっておこう pic.twitter.com/YpTxdMBaKS
- 探索は活力がある1日のはじめに行うようにする。探索によってトラブルが発生した場合、活力が残っていないと詰む場合がある。
- メンヒル起動のリソースは早めに確保しておく。あとに回すと想定外に行動できなくなる場合もある。
- 移動は慎重に。その場所でやり残したことがないかよく確認する。
- 戦闘からは逃げられることを覚えておく。手番中どのタイミング(カードを引いた後でも、プレイした後でも。たぶんカード処理中は不可)でも活力1と敵の臨機行動のみで離脱できる。交渉も「失敗」のペナルティを受けて離脱できる。
テインテッド・グレイル 完全日本語版
【エラッタ】テインテッド・グレイル 完全日本語版https://boardgamegeek.com/boardgame/264220/tainted-grail-fall-avalon