ボドゲ制作(タイトル決定とゲームの設定、エリアマット発注)

自作ボドゲタイトル決定

今週は気圧が不安定で降ったり晴れたりで、そのあおりを喰らって体調もいまいちでしたが、そんな中でも一応ボドゲ制作は進めてはいました。

まず長らく未定だったタイトル決め。

アイキャッチ画像にもある通り、「トーキョー災都心」(英語表記TOKYO SITE-SEEING)としました。

合わせてイメージロゴも作成。

荒れたアスファルト、ステンシルのテクスチャで荒廃した都市のイメージを表しています。

文字の通り舞台は超常現象によって崩壊し、封鎖された東京の一部、通称「トーキョー」で、その中でプレイヤー操るキャラクター(PC)たちのチームが東奔西走する、というゲーム内容になってます。

ゲームの設定

具体的にどんな設定化は以下に制作中のルールブックから設定部分を転載するので、興味がある方はどうぞ。

“トーキョー災都心”は、我々が知る東京とは異なった歴史をたどった「トーキョー」が舞台となります。
この「トーキョー」は、2020年に都心上空に発生した赤いリングの形をした超常現象によって壊滅的な被害をこうむります。

 

リングから放射された強力な電磁波は、半径数キロの生物のほとんどを一瞬にして死滅させました。
数日してリングからの放射は弱まったものの、依然としてその影響は生物、特に人間に対して大きく働き、脳の認知機能に干渉して、物理的に存在するものとそうでないものの区別をつかなくさせるだけでなく、周囲の人間とも共有させる作用を持つことが判明、結果としてリング周辺はフィクションの産物とされていた怪異が跋扈する危険地帯と化しました。

 

首都機能を大阪に移転させた臨時政府は、リングの影響が特に強いエリアを「危険要素残留地域」に指定して立ち入りを禁止し、周囲を高さ最大10mのコンクリート製の壁で封印しました。
さらに山手線から内側のエリアを「特定待機地域」として封鎖し、リングの干渉を受けた住民は、他者に与える影響とその対処方法が判明するまで出入りを厳しく制限、実質的にはトーキョーエリア内に隔離されることになりました。

 

それから5年が経過しましたが、いまだにリングについてはほとんど何もわかっておらず、トーキョーもいまだに封鎖されたままです。
ただ、今では『サイト』と呼ばれている壁の内側に侵入し、リングの影響を受けて変質した物品を持ち出す人々が現れ始めました。

 

彼らが持ち出した物品はアーティファクトと呼ばれ、リング現象の正体に探る手掛かりになるだけでなく、単体でも強力な超常現象を発生させるものが多く、研究のために国内外の組織、企業などが他に先んじて入手しようと法外な報酬を提示するため、危険を顧みず侵入を試みて当局に拘束されたり、『サイト』で命を落としたりする者が後を絶ちません。

 

PCはそんなトーキョーに暮らす隔離された住民として、法の目が行き届かず物資も不足しがちな日々を生き抜くため、合法、非合法問わず様々な依頼を受けていきます。

設定はまだ確定ではないので、内容が変更される可能性はありますが、おおむねこういった設定で、シナリオドリブンのシティーアドベンチャーをこなしていく感じになる予定です。

エリアマット発注

で、以前テストプレイで使用したエリアマットも、いつまでも手書きのままではカッコがつかなかろうということで、上記の設定に合わせてマップを書き起こして、まずはテーブルトップシミュレーターに移植してみました。

画像を差し替えたのに合わせてUI回りも作りなおして、ひとまずゲームとしての体裁は整えたつもり。

遊びやすさを優先したせいで、せっかく作った地図もぼかして暗く落としてしまってもったいないので、元画像も一応載せておきます。

※エリアマットの地図デザインは国土地理院「地理院地図」をトレス・加工して作成しました。

キャプションの通り、国土地理院のサイトから周辺地図を表示して道路や水域、鉄道路線をトレスして加工、現地で使用している作戦ボードっぽく付箋や書き込みを追加しました。

太い赤いラインが上の設定で描いてある山手線の隔離ライン、マーカー書き込み風の赤い囲みがリング直下の危険地帯『サイト』となってます。

その他に境界線付近に4カ所のキャンプが存在し、ゲーム内ではこの4つのエリアを拠点にシナリオを進行させていくことになります。

ゲームのシステムについても追々紹介していくつもりなので、もうしばらくお待ちください。

 

で、この画像をもとにTCGのオリジナルゲームマットを印刷しているサービスに発注して、実際にゲームとしての使用に耐えるのかをテストしてみることにしました。

出来上がってくるのが6月頭の予定なので、その印刷具合や手触り、耐久性などを確認してみて、よさそうなら本格的にゲームのコンポーネントとして検討したいと思います(結構コストがかかるので悩ましいところではありますが……)。

 

ひとまず今はそんなところ。とにかく絵素材が全然アテがついてなくて頭が痛い日々を過ごしてますが、今月末のコミティアで何か糸口が見つかればいいなと思ってるところです……。