オーディンの祝祭/拡張:ノース人

バイキングテーマのワカプレ+タイルパズル バイキングの村を発展させてお宝や食料を手に入れよう 

初プレイの様子(タイル配置にミスがあり、この状態から6点減点が必要)

ソロ区分:対戦ルールソロバリアント・スコアタ型
日本語対応:日本語版


2021年のBGGのソロボドゲ人気投票で12位と高評価なのは知っていたものの、大量のコンポーネントと重そうな見た目から敬遠していたのだけど、BGAで遊んでみてある程度遊び方が把握できたので思い切って購入。

バランスは拡張セットのノース人を入れたほうがいいという話もよく見かけたのでそちらも同時購入、ひとまず基本のみと拡張込み両方の印象も交えて紹介。

 

システムとしてはワーカープレイスメントでリソースを入手して船や食料に交換、それをさらにアクションで物品に変換したり、船で襲撃を行って財宝を入手したりという流れ。

食糧や物品はポリオミノ形状のタイルとして入手できるので、それをワーカーの維持コスト支払いフェイズの饗宴に使用したり、ホームボードや入手した島ボードを埋めるパズルに使用したりする。

タイルはオレンジ(コモン素材)→赤(レア素材)→緑(コモン製品)→青(レア製品)とランクアップでき、基本的には素材は饗宴用、製品は島ボードを埋めるのに使用する。オレンジ、赤、緑同士のタイルは隣接してはいけなかったり、収入タイルを埋めるにはその左下のマスをすべて埋める必要があったりと、タイル配置にはルールがあり、タイルの不規則な形と合わせて、あれこれ詰め込むのに苦心する、というのがこのゲームのキモの要素となっている。

 

ワカプレのアクションについていうと、アクションボードに所狭しとマスが配置されていて、初見では何をしたらいいのか途方に暮れてしまうが、ある程度先のやりたいことから逆算していくと必要なものがわかりやすいかもしれない。

(ある程度定石もできているので、たくさんある研究サイトを参考にするのも手っ取り早い)

基本セットのアクション。右に行くにつれて必要なワーカー数が増えていく

そうしてゲームを進め、7ラウンド終了時にポイントを集計して、最も高いプレイヤーの勝利となる。

開始時と終了時のホームボードの比較  びっしりと書かれている「-1」のマスは終了時に覆われていないとすべて減点となる

 

ソロモードでは2色の駒を交互に使用し、前のラウンドに行ったアクションが行えなくなっているという仕組み以外は基本的に対戦と同じ。

前のラウンドで行った行動が実行できない代わりに、その次のラウンドでは実行できるので、多人数よりも行動の目安は立てやすい。

スコアタの目安としては、80点以上が目標、100点を超えられれば上出来というライン。

 

基本ルールでは襲撃や移住アクションが強く、家畜アクションが弱いとされていて、アクションに大きく手が入ったノース人拡張ではそのあたりが均されたということだが、ソロはそもそも取り合いという概念がないので、同じアクションがなくなった分(基本にはワーカー数が異なるだけでアクション自体は同じものがあったが、それがなくなっている)基本のほうが楽な印象もあるが、やりこんでいくと変わってくるのかもしれない。

とは言え、上に書いた通り家畜が強化されたり、置きやすいコの字型タイルが追加されたりもしているので、プレイの幅が出るということも併せて、多人数ほどではないにせよ、遊んで楽しいのは拡張込みのほうだろう。

ガラッと変わった拡張のアクション 右端にラストアクション専用の列も追加された

 

今回プレイするにあたって、大量のコンポーネントをセットアップしたり片づけたりするのが大変そう、ということで、初めて市販のインサートを買ってみたのだけど、実は通常の製品にもプラ製のトレイが付属していて、ルールブック通りにタイルを収めれば準備、片づけともにそれほど手間はかからず、タイルのアップグレードも収納位置に対応しているのでむしろ慣れるまでは素の状態で遊んだほうがいいとまで言える。

(一番上の写真が付属トレイでのプレイの様子)

 

ただ、拡張込みの環境になるとトレイの数も増えて場所を取るようになってくるので、頻繁に出し入れして遊ぶようならインサートを使用したほうが便利かもしれない。

ふるりん本舗にてThe Dicetroyers社製のものを購入 製品ページには木工用ボンドが「あると便利」と書かれていたが、合いが緩い部分も結構あって、実際には必須だった

実際に収めた様子はこんな感じ。ノース人拡張込みで基本セットの箱に一通り収まるようになっている(プラトレイは拡張の箱に収まった)

出し入れやセットアップのしやすさなど、よく考えられている

 

一部に熱心なファンがいることでも有名なウヴェ・ローゼンベルク作品だが、やってみて氏の人気がうなずける出来で、初プレイの何も分からずマイナス点スタートから、やっていくうちに100点越えも達成できるくらいの攻略性や、パズル配置の見た目の楽しさ、テーマ性を強く感じる内容など(バイキングの文化を紹介する冊子まで付属されている)、システムやモチーフに興味を持った人にお勧めしたい。