2021年に見た映画とかドラマとかアニメを振り返る

結局2021年になってもコロナは収まらず、若干緩和されたとはいえ映画館に行く気になれなくて見たのは配信のみ。

Disney+でMCUのドラマを扱うようになったので、メインはそっちに移った感じかなー

 

囚われた国家

ロボっぽいポスターで気になってて、まあ背景で見えるだけだろうなと思ってたら案の定だった。

話としては結構面白くて、現代を舞台にレジスタンスものをやるというのが良かった。Half-Life2とかそっち系?

 

ワンダヴィジョン

MCUドラマシリーズ第1弾。

いきなり1950~60年代っぽい白黒ホームドラマ風に始まって、どうなっちゃうのかしらという感じでワクワクして楽しめた。

 

マンダロリアン シーズン2

シーズン1の終わりから順当な続編という印象。

終わりは個人的にはそっち方面に行かないでほしかったけど、まあファンサービスということかねー。

一旦これで終わりで、ボバ・フェットのやつに引き継ぎなのかな?

 

TENET

去年公開された時には劇場に行かず配信待ちだったので、ようやく見られた。

謎が謎を呼ぶタイムサスペンスで、2時間半の長丁場をダレずに走り切れたのはさすが。複雑すぎてたぶん半分も理解できなかったと思うけど、面白かった。

 

タイラー・レイク -命の奪還-

Netflixオリジナル映画。マイティ・ソーのクリス・ヘムズワース主演。

麻薬王の息子の奪還を依頼された凄腕の傭兵のアクションムービー。

監督がMCUのアクションを手掛けるハーグレイヴということで、そっち方面で期待に応えてくれてよかった。

まあ正直あの長回し風カットはいらなかったかなーと思わないことはないけど……。

 

ヒルダの冒険 シーズン2

同じくNetflixオリジナルのアニメシリーズ。

このシーズンから「安全パトロール」という組織が出てくるんだけど、そのキャラが単に不快な言動を繰り返すばかりで、このキャラが絡んだ話はどれもつまらなくて参った。

子供視点から考えても、理不尽に主人公を邪魔するばかりで、イマイチ懲らしめられるようなエピソードもないので、ストレスたまるんじゃないだろうか。

終わりも絵に描いたようなクリフハンガーで、何かなーと思ってしまった。

(アニー賞だかを取った9話はすごく良かった。このために他の話を我慢する価値はある)

 

ファルコン&ウィンター・ソルジャー

MCUドラマ第2弾。

ワンダビジョンがストーリーの謎をメインに進めてたのに対して、こっちはアクションをメインに押していくタイプに。かといってストーリーがおざなりになることもなく、バランスが良くて楽しめた。

MCUドラマの中では一番良かったかなー

 

ラブ・デス&ロボット シーズン2

当たり外れがありつつ光るものがあったシーズン1に比べて、イマイチ記憶に残るようなエピソードがなかったのが残念。

話数も少なかったし(S1が18話に対して8話)、ラブでもデスでもロボットでもないのも多かった。

 

ロキ

MCUドラマ第3弾。タイムパラドクスモノ(?)で、どうなるんだろうとワクワクして見てたらまさかの未完、シーズン2に続く! となってキレかけた。

美術周りは良かったし、ロキの演技も楽しめてたけど、肝心のストーリーがコレなのでだいぶガッカリ感。まあさすがにダラダラ続けるようなことはないと思うけど……。

 

ゴジラ・シンギュラポイント

身近な人の評価も高かったので、珍しく日本のアニメも(おおむね)リアルタイムで見た。

動かない絵でダラダラしゃべってるような展開の遅さもなく、結構楽しく見られたのだけど、ラストの展開がデウスエクスマキナ的で、エーッと思ってしまった。

せっかくいろいろキャラが出てるのにあまり活躍せず、ほとんどAIの独り舞台になってるのと、結局最後までゴジラがどんな存在(見た目も作品内の位置づけも)よく分からないままだったのもスッキリしない原因でもあったかなー

 

ニューミュータンツ

エックスメン系列のマーベル映画。初報からだいぶ時間がかかって、日本では劇場公開もされずビデオスルーで忘れたころにひっそりと配信入りしてた。

そこまで悪くはないと思うんだけど、さすがにMCU系と比べると落ちるかなーという感じはある。

予算かけられない分ストーリー面はもうちょっと頑張ってほしかった。

 

シン・エヴァンゲリオン

なんだかんだで見た。何というか、ようやく終わってくれたか、という謎の安堵感が先に立ってしまった。

ビジュアル面は、これまでの「アニメの最先端の表現!」というのがイマイチ感じられなかったのが残念かなー。もう行きつくところまで行ったということなのかもしれんけど。

ストーリーはTV版、映画版のユニバースをまとめてくれる方向性かと勝手に期待してたけど、そんなこともなくやや肩透かし。

 

モンスターハンター: レジェンド・オブ・ザ・ギルド

ミラ・ジョヴォヴィッチの映画ではなくて、NetflixオリジナルのCGアニメ。

生き生きと動くモンスターの表現に期待してたけど、CG、アクション、ストーリーどれもクオリティ低くて、悪い意味で子供だましレベルで残念。

 

ブライト

Netflixオリジナルの映画。

オークやエルフがいる現代社会、というシャドウランみたいな設定で、割とド直球で人種差別問題の隠喩になってるんだけど、現代+ファンタジー要素は面白かった。

 

チャーリーズ・エンジェル

2019年版の映画。サブタイトルなしでリブートかと思いきや、そういうことでもなく一応の続編。

放映当時は結構ぼろくそに言われてた記憶があるし、それに対して監督が、女性差別のせいで不当に評価されたみたいことを言ってたような気がするけど、見てみたらそんなに悪くはなかった。

(あの「いかにも」なピンクの乗馬服がすべての元凶な気がする……)

 

ワンダーウーマン1984

前作からしてガル・ガドットのPVというイメージだったけど、今回はそれに輪をかけてその印象が強い。

ウリの黄金の鎧もなんかチャチで見せ所も特になくてもったいない。

このシリーズどうするつもりなんだろう……。

 

ブラック・ウィドウ

劇場公開から3か月遅れでD+入り。最後は若干急ぎ足に感じたけど、話としては面白かった。

このあたりから映画もドラマの設定と直接リンクするようになってきて、ブラックウィドウではポストクレジットで年末のホークアイにつながるシーンがあった。

自分はある程度追いかけてるからわかるけど、そうでない人にとっては良く分からん展開になっちゃうんじゃないだろうか。

 

ミス・ペレグリンと奇妙な子供たち

ティム・バートン監督映画。

バートン節全開でキャラが立ってて良かったのだけど、クライマックスシーンで子供たちの能力があんまり生かされた感じがしなかったのが残念。

 

閃光のハサウェイ

ガンダムのアレ。

3部だか4部作だかというのを知らずに見て、途中でいきなり終わってたまげた。

ユニコーンから頑張ってるモビルスーツの描写は今作でも割と健在で、ちょっとくどさもありつつ説得力があって良かった。

主役級のガンダムはデザインが好みじゃないのだけど、怪獣っぽい描写がそれっぽくて、それはそれで好印象。

 

アーミー・オブ・ザ・デッド

ドーン・オブ・ザ・デッドのザック・シュナイダー監督のNetflixオリジナル映画。

ザック監督ということで期待してたけど、ラスベガスが舞台、という以外はあまり新鮮味もなくちょっと残念。

主演のバウティスタが、昔懐かしいマッチョ主人公という感じで、そこは良かった。

 

アーケイン

リーグ・オブ・レジェンドを題材にしたNetflixのCGアニメ。

Netflixのゲーム原作CGアニメというと上記のモンハンの悪いイメージがあるけど、こっちは特上品のクオリティで、厚塗り風のテクスチャの3Dモデルという、2.5D的な表現がスチームパンク的な舞台にマッチしてて良かった。

ただゲーム原作という都合上プロローグ的な話にならざるを得なくて、スッキリした終わりにならないのは玉に瑕かなー。アニメはアニメで独自に終わらせてもいいと思うんだけどねー

 

アナイアレーション 全滅領域

SCPっぽいという評判で気になってた超常現象SF映画。日本ではビデオスルーでNetflixメインで配信。

実際見てみたらSCPというよりほぼまんまSTALKERという感じで、アメリカ(イギリスかも)が舞台なのに、プリピャチの例のプールみたいなのも出てきて、相当意識してるんじゃないだろか。

話も絵も結構良くて面白かった。

 

ゴジラVSコング

ギャレス監督作品から連なるゴジラとキングコングの対決ということで、割と期待してたものの、いざ公開となったら全然評判を聞かなくなって変だなと思ってたら、それもうなずけるヒドい出来だった。

VFXには金がかかってるんだろうけど、ストーリーには全く説得力がなく、絵作りも「SFだからなんか光ってるだろう」くらいの雑な表現で、本当に見るところがない。メインのゴジラとコングにも重量感がなくて、CG以外は子供向けテレビ特撮のレベルに退化していた……。

 

シャン・チー/テン・リングスの伝説

ブラック・ウィドウに比べて割と早くディズニー+に来た印象があるシャン・チー。

初見はイマイチパッとしない印象だったけど、序盤のバスをはじめとして全体的にアクションは非常に良くて、そのあたりは好印象。ただドラマパートはコミックリリーフ的な相棒が、スターウォーズのローズみたいにいちいちイラっとさせられるキャラで、イマイチ入り込めなかったかなー。

 

ホークアイ

MCUドラマ第4弾。

クリスマスまでの6日間を描くということで、これだけ他のドラマと比べて半分の全6話。

それ自体の試みは悪くないけど、やっぱり尺が足りなくて終盤がかなりバタバタとした感じになってしまった(1,2話がだいぶスロースタートだったというのも響いた)。

他の作品と関連させるためにキャラをたくさん出さなければなかった理由もありそう。ブラック・ウィドウとつなげるならエレーナに集中して、マヤとかそのボスについてはカメオ程度にとどめておいたほうが良かった気がするなー。

ただロキと違って一応ちゃんと終わらせたのは好印象ではある。

 

デッド・ドント・ダイ

予告の時点でかなりのダメ映画臭を放つも、ビル・マーレイとアダム・ドライバー主演ということで気になってた作品。

実際見てみたら予想をはるかに超えるダメさで、サブカル映画オタクの自己満足みたいなストーリーに衝撃を受けてしまった……。

主演二人は良かった。特にアダム・ドライバーはこういう役のほうが合ってると思う。

 

 

とりあえずそんなところ。ディズニー+でボバフェットが始まったけどまだ1話で何とも言えず(1話時点ではイマイチ)、評価は来年に持ち越しかな。

見た中で一番良かったのはアーケイン、映画に限ればTENETかなあ。

年末はもうちょっと映画見ようと思ってたけど、なかなか気分が乗らず見そびれてしまった……。

 

2022年はスパイダーマンやトップガンなど、延期になってた映画もいろいろやる予定になってるので、機運が高まれば映画館での視聴も視野に入れつつ見ていこうかと思ってます。