HAZE ISLANDS

迫り来る怪物から逃げつつお宝を集めるPnP海賊アドベンチャー

ソロ分類:ソロ・協力・対戦
日本語対応:日本語版あり

プレイヤーは海賊となり、海原に散らばる島々でお宝を集めつつ、夜の訪れとともに襲い来る怪物Doomから逃げ、時には戦いながら、その悪名を7つの海にとどろかせるのが目的。

具体的にはカード2枚が組み合わされたグリッドで構成されたマップを移動して、アドベンチャーカードを獲得し、そのアイコンの合計数で勝利点が決まる。Doomにダメージを与えてもアイコンは入手できる。

 

プレイヤーの手番にはマップを広げたり(スカウト)、手札を増やしたり(レイド)、隣の島に移動したり(セイル)と多数のアクションが存在し、ほとんどのアクションは手札ではなく、各プレイヤーごとのマップカードの山札からカードを捨てることで実行する。

様々なアクションを繰り返し行い、全員の山札が尽きたらプレイヤーのターンが終了し、Doomの行動ターンとなる。Doomは毎ターン増加していく行動力を使用して最寄りのプレイヤーの船に接近し、攻撃するので、プレイヤーのターン終了までに距離を離しておく必要がある。生き延びることができれば山札を作成しなおして次のターンとなり、6ターン目のDoomの行動後にゲームが終了する。

プレイモードとしてはソロのほかに協力プレイ、対戦プレイがあり、対戦プレイは直接攻撃ありのモードとなしの2種類に分かれている。
ソロと協力プレイは6ターン終了までにDoomを倒し、かつ、一定以上のアイコンを集めておく必要がある。
対戦モードは6ターン終了時点で生き残っている中で最もアイコンが多いプレイヤーの勝利。

アクションコストとなるマップカードは全部で27枚と少なく、各アイコンも3つずつと限りがあるので、勝利条件が厳しいソロや協力プレイだとおろそかにできる手番はほぼない状態。詰め将棋のようなプレイングに加え運も必要となる。

 

マルチプレイでは、捨て札にしたカードが次の手番プレイヤーの山札に置かれるという、変則ドラフトのような仕組みがあり、スタートプレイヤー以外は山札1枚という非対称なターン開始時からどのようにプレイを回していくかがキモになると思われるが、未プレイなのでその辺は不明。

 

海外産PnPながら、デザイナーが日本に住んでいたらしく日本語ルールも用意され、カードも英語・日本語ユニバーサルデザインとなっている。

ただし、独特なシステムが多いわりにルールブックの構成が良くなく、アクション、アクションの補足、特殊アクションが並列で書かれているせいか、ルールを理解しにくいのが難。

とりあえず、数が多く処理を間違えやすい各アクションを一覧にしてボドゲーマのルール・インストページにアップしたので、プレイ時に参考にしてもらえるといいかもしれない。

 

PnPで作成する場合、印刷したカードのほかに、Doomを表すダイス1個と、プレイヤーごとに船コマ1個と手下コマ3個が必要。

 

公式サイト(物理版が3000円、送料無料で販売されている。)
BGG(FilesページにPnPデータあり)