シルヴィオン

火の精霊の襲来から森を防衛するデッキ構築ラインディフェンス

ソロ分類:ソロ・協力
日本語対応:日本語版あり

夢の世界を冒険する「オニリム」と設定を共有しているシリーズ第2弾。
フィールド右のデッキから侵攻してくる火の精霊から森を守るため、カードを配置して防衛していく。敵のデッキが尽きた時点で森のHPを全快させられれば勝利、できなければ敗北となる。

構築済みデッキでプレイする入門ルール、デッキ構築フェイズが追加される上級ルールのほか、強力なカードとペナルティカードが追加される拡張2種、火の精霊がよりタフになる付録コマが同梱されている。

入門ルールはベーシックな効果のカードのみ、上級ルール、拡張は敵味方とも効果が強力なカードが追加されるため、初見だと上級ルールのほうが難しいと思えるのだけど、勝ち筋が分かってくると、最終的に一番難しいのは入門、という逆転現象が起きる。

プレイしてみて、入門は何とかクリアできたものの、上級はさっぱりクリアできず途方に暮れてBGGのフォーラムをのぞいてみたら、「上級は簡単すぎる」というような意見が多くて衝撃を受けたのだけど、フォーラムで書かれていた方針でデッキを組んでみると確かに強力で、多少作業感があるもののあっさりクリアできてしまった。

この辺は当時自分がデッキ構築系のセオリーを全く呑み込めておらず、うまくデッキ運用できていなかったというのも多分に影響していたので、ドミニオン系のデッキ構築ゲームの要領をつかめている人なら割とすんなりクリアできるのではないかと思う。

デッキ構築系が好きで、ソリティアでラインディフェンスをするというテーマが気に入ったならプレイする価値はあるかと。
カードのイラストは雰囲気がある反面、意味する効果がわかりづらいのは賛否が分かれるかも。
(水の精霊をしばらくネギか何かかと思っていた)

協力プレイがソロルールを交互にプレイする程度のバリアント的要素なので、基本的にはソロ用ゲーム。

縦にカードを6枚並べる関係上、1m四方程度のプレイスペースが必要となるが、実は上下の1列ずつは別の場所に置いても問題はないので、それより若干狭いエリアでも遊ぶことが可能。

公式サイト
ボドゲーマ
BGG