TINYFORMING MARS

テラフォーミングマーズのファン作成ミニマル版

ソロ分類:ソロ・対戦
日本語対応:ルール和訳あり(BGG・要登録

PnPゲームを紹介するゲムノスケさんのサイト「TKDK PnP」で取り上げられたプリントアンドプレイのゲーム。

テラフォーミングマーズのファンメイド縮小版という出自ながら、出来の良さにかなりの評判を博していて、BGGのソロゲームスレッドでもよく話題に出ているところに紹介記事を見たので、作成してプレイしてみた。

基本的にはオリジナルをコンパクトにしたシステムだけど、資金がモノを言うことが多い本家に対して所持金上限が決まっていて常にカツカツで、主にプロジェクトカードの効果を使って開発を回していくというのが特徴。

プロジェクトカードのオリジナル要素として、カード上下に2つの効果が記載されていて、どちらかを選んで、必要な資源を支払ってプレイするというものがある。カードには資源アイコンがついていて、それもリソースとして使用できる(と言うか使わないと全然起動できない)。
このあたりの悩ましさが本家にはない面白さとして評価されているのだと思う。

ちなみにこの上下セットのカード、2人プレイの対戦だとお互いに片方ずつ使用するのでさらに戦略性が増している要素となっている。
ソロプレイだとプレイヤーが自由に選択できる代わりに、本家と同じように制限ラウンド以内に開拓を完遂しなければならないという縛りがあり、ソロ、対戦ともにうまく要素が機能している印象。

補足として、PnPデータは作者作成のシンプル版と、上記の写真で使用しているアレンジ版があるのだけど、シンプル版がプロジェクトカードの裏表を使用してランダムに選ぶ必要があるのに対して、アレンジ版は片面のみで倍のカード数になっている。
後者のほうがシャッフルしやすくプレイアビリティが向上している半面、前者では起こらない組み合わせになってリソース事故が起きやすい気がする。
対策として、シンプル版で裏表ペアになるカードにはマーキングして、組み合わせが被ったカードは除外するという方法でプレイする、などの方法があるが、まあ面倒なので気にしないのもアリか。

(追記)アレンジ版のルールが改定されて、14枚すべてを使用し、山札が尽きたらシャッフルして作り直す方式に変更されました。本家ルールとはバランスが異なるものの、だいぶ遊びやすくなった印象。

 

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