KAIJU SIEGE

出落ち感あふれる、江戸城を怪獣から守り抜く和風ワカプレ

ソロ分類:ソロ専用
日本語対応:なし

インパクトのあるパッケージアート(実際にはPnPなのでパッケージはないのだけど、BGGのインデックスイラスト)と、怪獣VS大名というエキセントリックなテーマに惹かれてプレイ。

勘違い日本感あふれつつ、わりと浮世絵の特徴をとらえた「それっぽい」アートワークが非常に秀逸。

システムとしてはワーカープレイスメントで、武士と職人を各所に配置し、怪獣を迎え撃つ。10ラウンドの制限時間内に怪獣を倒し、外壁と天守閣の致命的ダメージ箇所が2か所以内であれば勝利、失敗するか、天守閣のHPが0になる、もしくは外壁の致命的ダメージが4カ所を超えると敗北、という仕組み。
各ラウンドは怪獣の移動→ワーカー配置→怪獣の攻撃→生き残ったワーカーの行動という順になっていて、怪獣の行動は円形のトラックで決められるため、おおよその予測がつき(1~6マス内の行動が行われる)、戦略的になっている……

……と、上記の点はなかなか面白かったのだけど、10ラウンドという制限時間があるわりには、武士の怪獣への攻撃の命中が、リソースを消費し、怪獣の攻撃を回避したうえでランダムだったり、中央の壁に怪獣の行動が集中してしまうとワーカーを失うリスクが激増する上に、対処しないと壁があっという間に崩壊してしまったりと、バランシングにかなり難がある印象。

これについてはルールの解釈や遊び方を間違っている可能性があるので、言い切るのは難しいところだけど……。
BGG見ると割と高評価なので、何か根本的な勘違いをしている可能性もあり、この先は君の目で確かめてほしい(投げやり)!