ボドゲ「トーキョー災都心」システム紹介・PC
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今回は改めてキャラクターの紹介。
「トーキョー災都心」ではゲームに登場する、プレイヤーが操作するキャラクターをPCと記載しています。プレイヤーキャラクターの略称ですね。
使用できるPCは「調達屋」「エンジニア」「ギャングスター」「交渉人」の4体で、各シナリオ開始時にどのPCを使用するか選択します。
PCに名前がついていないのは意図的で、あくまでロール(役割)であって、データ以外の見た目や名前はTRPG的にプレイヤーが自由に設定できるようにこのようになっています。
(さすがに見た目も何もなしではゲームとしてわかりづらいので、便宜上のキャラクターの見た目は設定しています)
シナリオ内でもPCが喋るようなシーンはないので、各プレイヤーの脳内で「こんな感じのやりとりがあったんだろうな」と想像してもらえるといいかなと思っています。
毎度前置きが長くなってしまって申し訳ありませんが、実際にPCを紹介していきます。
調達屋
名前の通りチームに必要なものを調達してくるのが役目のロール。
カード購入に必要な「経済」の値が最も高く、サポートスキルも手札から他のPCにカードを渡すという、カード入手に特化した能力になっています。
強化スキルも使用・プレイ後に「廃棄」しなければならないカードを「捨て札」にして再使用できるようになるので、強力な消費アイテムを使わせるのに向いています。
半面「戦闘」の値は0とからっきしなので、ギャングスターと組ませるか、高めの「共感」を生かしてフォロワーカードや認知攻撃系の武器カードを装備していくといいでしょう。
エンジニア
《乗り物》を装備して、エリア間の移動を得意とするロール。
高めの戦闘と相まって、映画のワイルドスピードの登場人物みたいなイメージで設定しています。
エリア間移動は一見地味に見えますが、このゲームでは手に負えない敵から逃げたり、シナリオ進行に合わせて目的地に移動したりと、割と重要なアクションなので、このPCが活躍できる所も結構多いと思います。
サポートスキル、強化スキルともに《乗り物》を使用した能力なので、早めに乗り物を用意してあげたいところです(「経済」が0なので、調達屋のサポートが欠かせません)
ギャングスター
分かりやすい「戦闘」特化のロール。
能力値だけでなく、初期手札のスターターデッキにも物理戦闘用の武器カードが用意されているので、序盤からバトルを仕掛けていけます。
自分で攻撃するほかにも、サポートスキルを使用して他のPCの攻撃を援護するのも得意なので、高めの「技術」を使ってエリア移動で駆け付けるムーブも定番です。
交渉人
ギャングスターと対になる認知攻撃系の「共感」に特化したロール。
スキルは限定的ながらHPを回復する能力を持ち、装備したフォロワーカードを酷使できると言うブラックな一面も(笑)。
『サイト』用のスキルも重要で、『サイト』探索の際の要となりうる後半に輝くロールでもあります。
以上4PCがチームとなり、お互いフォローしあいながらシナリオに挑んでいくわけですが、3体以下のPCでプレイするときにも、選ばれなかったPCはお助けキャラとしてスポット参戦する仕組みになっています。
それがBOTカードで、エリアマットの脇に置いてPCの誰でも使用できるスキルが用意されています。
例えば「調達屋」のBOTカードはこんな感じ。
チームに調達屋がいなくても、限定的に調達屋がいるかのようにアクションを行えます。休みをとっているところを呼び出して手伝ってもらうようなイメージでしょうか。
ただ一度使用してしまうと消耗トークンが2個置かれ、すべてなくなるまで再使用できなくなるので、2ラウンド待つか、急いで使いたいときは手札を2枚捨て札にして回復させる必要があります。
PCが足りなくてもBOTカードである程度カバーできるので、ゲーム進行上詰むようなケースはあまりないとは思いますが、さすがにPC1体で後半以降のシナリオをクリアするのは至難の業となります。
ソロで遊ぶ際にそのあたりを遊びやすくするために、PC2体をプレイヤー一人で遊ぶ時のバリアントルールも用意しています。
これは2PCを扱う際に煩雑になる(と私は思っている)手札とデッキの運用を簡易化するもので、2PCを一つの手札とデッキでまとめて管理するという仕組みになっています。
元々ソロプレイ志向のある自分用に用意したシステムですが、これがあることでテストプレイもだいぶやりやすくなったという利点もありました。
厳密には2PCを個別に管理するのとはバランスが異なりますが、テストした限りでは大きくプレイフィールが変わるような印象はなかったので、わりと行けるのではないかと自画自賛しています。
以上が「トーキョー災都心」におけるPCの紹介となります。
次回はゲームの流れである、ラウンド進行について紹介したいと思います。
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