2024年に遊んだビデオゲームを振り返る
年始のボドゲ関係の入稿ラッシュもひとまず落ち着いたので、去年遊んだビデオゲームの振り返りをしていきたいと思います。
フォーマットとしては去年に引き続きハードごとにまとめて各タイトルを軽く紹介という流れで。
例によってちょっとやっただけで積んでるのは含んでません。
PC
- ASTALON -地球の涙-
- MELVOR IDLE
- PACIFIC DRIVE
- パラノマサイト FILE23 本所七不思議
- BALATRO
- 未解決事件は終わらせないといけないから
- 黒神話:悟空
- ガンダムブレイカー4
- 救国のスネジンカ:SENTINEL GIRLS2
- モンスターハンター・ワールド&アイスボーン
- CASTLEVANIA REVAMPED
- STARFIELD DLC「SHATTERED SPACE」
- PAMPAS & SERENE: THE MAZE OF DEMONS
- アランウェイク2&DLC「ナイトスプリングス」「レイクハウス」
- SLAY THE PRINCESS
- 両手いっぱいに芋の花を
- 近畿霊務局
- ドールズフロントライン2 CBT
- ゼンレスゾーンゼロ
- モンスターハンター・ワイルズCBT
- DIVISION 2
PS
- グランブルーファンタジー・リリンク
- プリンスオブペルシャ・失われた王冠
- ファイナルファンタジー7:リバース
XBOX
- STALKER: LEGEND OF THE ZONE TRILOGY
SWITCH
- なし
VR
- INTO THE RADIUS 2
- CONVRGENCE
PC
2024年はほぼPCメインという感。背面パドルがつけられるエリコン2を買ったというのも大きいかも。
(ケースとかはいらなかったので、本体のみのCOREを買ってサードパーティ製背面パドルと十字キーを買い足した)
マイおニューギア改 pic.twitter.com/u34GqsrIoa
— ダイスケ (@dice_k00) October 17, 2024
ASTALON -地球の涙-
メトロイドヴァニアというか、ローグライトライクというか。
8ビットルックで性能の違う3人のキャラを切り替えながら迷宮を進み、死ぬごとにキャラの強化が可能というスタイル。
ボス戦はごり押しが一番楽というのがちょっとアレだけど、面白かった。
MELVOR IDLE
EPICストアで配布していた放置ゲー。DLC「Atlas of Discovery」も購入。
霧隠れまでクリア。
この手の常として、放置するより付きっ切りで調整するほうが有利なので結局放置できず、かなり時間をとられてしまった……。
プレイ時間だけで言えばダントツでこのゲーム(856時間)だけど、さすがにゲームをプレイしていたという感覚はあまりないかなー。
さすがにもうやりたいとは思わないけど、やってる間は楽しめた。
PACIFIC DRIVE
封鎖されたオリンピック自然公園を舞台に、ワゴン車を改造しながら探検していくという、戦闘のない車版STALKERといった感じのゲーム。
拠点&クルマ改造、超常現象、廃墟、パルプSF感、カツカツ気味のリソースコントロールなど、好物の詰め合わせという感じで非常に楽しめた。
直接ではないけど、雰囲気とかはボドゲ制作にもけっこう影響を与えたと思う。
パラノマサイト FILE23 本所七不思議
和製ホラーのポイント&クリックアドベンチャー。
トレーラーやストーリー紹介を見て、デスゲームするゲームかなと思ったらあんまりそんな感じではなく、基本はリニア進行の推理ものがベースという感じだった。
その中で分岐を管理しながら真相に迫っていくという流れになってて、伏線も親切過ぎず不親切でもなくといういい塩梅で、アナログ感のあるグラフィックも合わせて今風のアドベンチャーに仕上がってて楽しめた。
初見では間違えたけどパノラマではなくパラノーマルのパラノマ。とはいえ、システム的に360度見まわす仕組みもあるので、Panorama SightとParanormal Siteのダブルミーニングなんだと思う。
BALATRO
大人気インフレポーカーゲー。
例にもれず一時期ハマって、チェッカードデッキでブルーステーククリアするくらいまで。他のデッキは1周クリアした程度。
リリース初期はバグや誤訳が多くてちょっと苦労した。
未解決事件は終わらせないといけないから
韓国のインディーアドベンチャー。
バラバラに入手した証言を時系列、発言者別につなぎなおして真相に迫るというのがメインのシステム。
丁寧なローカライズでほぼ日本の出来事としてプレイできるのだけど、一つだけさすがにそれば無理があるだろうという設定というか訳があって、まあそこに目をつぶれば良かったと思う。
黒神話:悟空
美麗なグラフィックが長らく話題になっていたアクションRPGがついにリリースされ、気になっていたのでプレイしました。
難易度としてはソウルライクという感じで、特にボス戦はかなり難しく、自分にとっては投げ出すギリギリといった感じでした。
章の合間に挟まるバラエティ豊かなアニメーションなど、全体的に表現力が高く、見どころがあってよかった。
ただマップはリアルすぎて迷いやすく、行けるところと行けない所の差がゲーム都合という印象もあり、その辺もうちょっとこなれてればなーとは思いました(マップは後日のアップデートで追加されたらしい)。
ガンダムブレイカー4
評判が散々だったNew~から仕切りなおして、3の続編としてリリースされたガンダムブレイカー。
プレイフィールもおおむね3と同様という感じで、まあそこは文句はないかな。
ストーリーはネットゲームを題材にしてるのはいいとして、唐突にFF4のパロディと思われるネタを入れてきたりと、ちょっとライターの独りよがりなところがあったのが残念。
マップも狭目のアリーナ的なものがほとんどで、ちょっと面白みに欠けるところもあって、全体的に(キャラゲーとしては)可もなく不可もなくという感じにまとまっているのもちょっと物足りない。
DLCで3とのつながりや本編で消化不良な部分をカバーしてくれるかとちょっと期待してたけど、やっつけっぽいらしく評判がよくないですね……。
救国のスネジンカ:SENTINEL GIRLS2
マルフーシャの続編。基本的なところは前作と大きく変わらず、難易度も抑えめで、1の要領がわかってればトゥルーエンドくらいは問題なく見られるという感じ。
前作同様ディストピアのストーリーなので、ロクな結末にならないことが多く、そういうのが苦手な人には勧められないけど、前作気に入った人なら安定して楽しめるのでは。
モンスターハンター・ワールド&アイスボーン
ワイルズの期待で盛り上がって、使おうと思ってた弓でもちょっと試してみるかなと始めたら思いのほかハマってしまい、結局アイスボーンのエンディングまで進めてしまった。
なんだかんだ言ってマップは探索し甲斐があるし、アップデートで痕跡集めもそこまで面倒ではなくなったので、ライズ系の快適すぎて物足りなさを感じるところを補完してくれた感はある。
アイスボーンで導入されたクラッチからのぶっ飛ばしを無印序盤のモンスターに使うと、それだけで瀕死になってるのにはちょっと笑ってしまった。
CASTLEVANIA REVAMPED
Youtubeのメトロイドヴァニア作品紹介動画で取り上げられてた、初代悪魔城ドラキュラを改造してメトロイドヴァニアに仕立てたというファンメイド作品。
最初からキャラが軽快に動き、ストレスなくプレイできたのは良かった。
さすがにマップの作りはシンプルで、拡張されたアクションによって行動範囲が広がるというよりは、特定のブロックを壊せるようになることで進める、みたいなのが多かったのは若干残念ポイント。
あとは権利的な部分をパスしてないと思われるので、いつ消されてもおかしくない。
(DLは上記動画の詳細欄から)
STARFIELD DLC「SHATTERED SPACE」
期待が大きすぎてちょっと肩透かし感のあったStarfieldのDLCがようやく登場。
久しぶりすぎてほとんど内容や操作を忘れてたのを思い出しながらプレイ。
トレーラーではコズミックホラー的な盛り上げ方をしてたと思うけど、実際やってみると権力争いの調停みたいのが多くてちょっと期待外れ。
残念ながら本編の汚名返上(は言いすぎか)とはならなかったかなー
しかし時間おいたから忘れてたけど、このゲームホントにロード画面の切り替え多いな……。よくネタにされてるのもうなずける
PAMPAS & SERENE: THE MAZE OF DEMONS
UNEPICやUNMETALのデベロッパーが開発したガリウスの迷宮の続編。こっちはさすがに許可をとってるはず……たぶん
そう言えばラ・ムラーナのNIGORO氏がガリウスをリメイクするみたいな話がったけど、あれはどうなったんだろう……。
(ラ・ムラーナは合わなかったのでちょっと複雑だけど)
アランウェイク2&DLC「ナイトスプリングス」「レイクハウス」
本編真エンドまでを2月に、DLCを10月にクリア。
CONTROLほどではないけどやっぱりローカライズに難があって、字幕とボイスで内容が違う、字幕の表示タイミングがおかしかったり出なかったりするといった没入感をそぐ要因になってるのは相変わらず。
Remedyはゲーム自体の質は高いんだから、ローカライズにもちゃんと予算を割いてきちんとして物を作ってほしい……。
ゲームそのものは本編、DLCとも結構楽しめた。DLCはCONROLとのつながりを強化する要素が多くて(CONROLの前日譚になってる)現在開発中のCONROL2にも期待ができる……今度こそローカライズをまともにしてほしい……!
SLAY THE PRINCESS
廃屋に閉じ込められたプリンセスを殺せ、という使命を帯びてプレイするアドベンチャーゲーム。
日本語化されるという話で待っていて、アップデートで対応されたのでプレイ。
プリンセスを殺すべきなのか、みたいな葛藤がありつつ、対象とどう向き合っていくのかという決断をしていくのが面白かった。
短めで1日でメインルートが終わるくらいのボリュームなのもよかった。
両手いっぱいに芋の花を
ローポリのかわいらしい見た目のグラフィックが特徴的な3DダンジョンRPG。
ほぼすべての情報が公開されていて、敵の位置があらかじめ分かっているのはもちろん、命中率や行動順、誰を狙うかなども表示されているので、それをもとに最善手を打っていくというのがプレイの基本。あと全滅のペナルティがすごく軽い。
レベル差の入手経験値補正が強く、弱い敵相手では全然成長できないので、レベル稼ぎでごり押しみたいなやり方は通用せず、丁寧にスキルと装備のシナジーを考えつつ、倒せる敵を倒していくのが詰将棋的で面白かった。
ストーリーも結構良くて、ラストの流れにはちょっとグッと来てしまった。
近畿霊務局
幽霊に物理的にやり返せるTPS、というイロモノ的なトレーラーの通り、豪快なノリのゲームなんだけど、妙に凝った設定のストーリーや、全体的にシリーズ4作目あたりのCoDを彷彿させるプレイフィール(インディーらしい粗さは各所にあるけど)など、なかなか印象に残る内容だった。
ドールズフロントライン2 CBT
以前やってたソシャゲ、ドルフロの続編のクローズドβテストに参加してプレイしました。
X-COM的なタクティカルRPGになったというので興味をもってやってみましたが、ソシャゲ的な要素と食い合わせが悪かったのか難易度が非常に低く、パラメータでごり押しできる内容になっていて(そうでないと課金要素の意味がなくなるので)、まあ分かってはいたけど自分の求めるものではないかなと。
ストーリーも妙に持って回ったような気取った言い回しが多くてちょっと辟易してしまい、結局正式サービスには登録せず。
ゼンレスゾーンゼロ
こちらはアクションRPGのソシャゲ。
3Dモデルを使ったキャラクター表現のクオリティがすさまじく、軽快なストーリーも含めて割と楽しんでプレイしてましたが、さすがに次々と追加されるキャラクター(当然強い)の育成の単調さに息切れしてリタイア。
キャラの育成が、そのキャラを使用するというのではなくて、すでに育成済みのキャラでスタミナを消費してミッションをこなし、ドロップした素材を使用して行う、というシステムなので、新キャラをようやくガチャで引いても、実戦で使えるようになるのに何日もかかるというのは辛い……。
あとなんか知らないけど、モブNPCのキャラづけがほぼ全員守銭奴みたいな感じで、バーゲンでいかに人を押しのけて出し抜くかみたいな話しかしないのにも閉口。お国柄なのかライターの癖なのか……?
モンスターハンター・ワイルズCBT
2025年の大本命、モンハンワイルズのクローズドβもやりました。
アクション周りはおおむね期待通りの作りでポテンシャルを感じましたが、今回の目玉の広大なフィールドが、広いだけで探索の楽しみみたいなものがあまり感じられなかったのがちょっと不安。
ワールドの古代樹の森は序盤マップにしては複雑すぎて、その辺の反省が(ハード性能もあって)ライズのシンプルなマップになったと思うのだけど、個人的には探索のし甲斐がなくて寂しく感じもしたので、この辺りはどうなるのかが気になります。
天候が変化したりと合わせて、探索し甲斐のある要素がまだ隠されていると信じたい。
モンハンワイルズ、パルプフィクションのジュールス激似キャラのレシピが公開されてたので作ってみた。
実際のゲームで動かしてても似てて笑ってしまう。動画は楽しげに肉を焼くシーン pic.twitter.com/vwks5PHNdE— ダイスケ (@dice_k00) November 3, 2024
DIVISION 2
これまでずっとPS4版をPS5でやってたDivision2ですが、いい加減観念してセールのタイミングでPC版に移行しました。
とは言っても別にデータをインポートできるわけではないので最初からですが。
さすがに本編部分はスキップできる仕様が追加されたので、それと経験値5倍イベントを併用して、おおむねPS版と同程度の遊びができるくらいにまでは進めました。クラフトの設計図とか、SHDレベルみたいな時間をかけてやり込む要素はまだまだこれから。
しかしUBIはだいぶ雲行きが怪しくなってきてて、すでにキャンセルされたハートランドだけじゃなくて、スマホ版のリサージェンス、始動したばかりの3あたりはホントにリリースされるのか心配になってきました。あとブルックリンが舞台になるという、延期が続いているDLCも。
引き延ばすだけ引き延ばしておいて、結局尻切れトンボの結末は勘弁してほしい……。
PS
プレステ系は3タイトルのみ。PS5Proも発売されましたが、この値段ならその金でグラボ換えてPCでやるわという感じでイマイチ盛り上がりに欠ける年になってます。PSVR2も結局これはというものが出なかったしなー……。
グランブルーファンタジー・リリンク
2023年からやってたのを、エピローグ含めてクリア。エピローグが思いのほか長かった。
カットシーン演出などはクオリティが高く、キャラゲーとして表現の行きつくところまで行ったという感じ。
終盤のインフレ具合がすごくてキツいところもあったけど、エピローグクリアくらいまでなら何とかなったので満足できた。
プリンスオブペルシャ・失われた王冠
メトロイドヴァニアスタイルのプリンスオブペルシャ。
操作も軽快で割と楽しめたけど、一部のサブイベントは必須でないとはいえ、かなり意地悪な難易度で大変だった。
苦労した割には報酬が色変えコスチュームだったりして、知ってたらやらなかったのにというのも多かったのもあってちょっとイメージがよくない。
2段階で解放されるファストトラベルや、今はいけない場所のスクショをとってマップに貼り付ける機能など、メトロイドヴァニアをわかってる人が作ってるなという仕様は良かった。
ファイナルファンタジー7:リバース
FF7リメイクの第2作。今回はミッドガルを出てひらけたフィールドを歩き回るということで、チョコボなどの乗り物、フィールド上のサブクエストや収集要素など、鬼気迫るレベルのボリュームで圧倒してきます。
前作やクライシスコアでちょっとずつ触れられてきた、オリジナルとは異なる展開もだいぶ表に出てきて、完結するであろう3作目に向けて仕込みは万端といった趣。
いくつかミニゲーム周りで説明不足だったり、操作性が悪かったりと問題点もありましたが、のちに修正されたらしいのでだいぶ遊びやすくなったはず。
XBOX
STALKER: LEGEND OF THE ZONE TRILOGY
STALKER2を前に、PCでしか出ていなかった旧3部作をコンシューマに移植したもの。
2の操作系を逆輸入してサークルメニューで装備を変更出来たりと、コントローラ操作でも問題なくプレイできました。
まあ、元が古いゲームなのでバグも相当あって、初代のSoCは途中進行不能になり、結局最初からやり直す羽目になりましたが……。
それでも3作とも通しでクリアしてしまうくらいには思い入れのあるシリーズではあります。
SWITCH
なし
2024年はまともに遊んだソフト該当なし。一応メトロイドプライムのリマスターとか、スーパーマリオRPGとかかってちょっとやってはみたんですが、全然ピンと来なくて積んでしまってます……。
VR
さすがに2024年はVR元年ではなかった。
INTO THE RADIUS 2
VRで一番好きなInto the Radiusの続編が早期リリースで登場。
かなり期待してましたが、早期リリースというかプレαというかでかなり完成度は低く、最適化もまだまだで、ゲームとしては遊べるレベルには達してない状態。
見た目はだいぶ良くなりましたが、プレイフィールは前作とだいぶ異なっていて、あまりInto the Raidusっぽくないな……と不安に思ってます。
CONVRGENCE
去年紹介したParadox of Hopeを作りなおしたタイトルが早くも登場。こちらも早期リリース。
基本的にはParadox of Hopeを踏襲していて、物言いがついたMetroシリーズ的な地下鉄の要素を撤廃、地上のマップも追加され、コンパニオンとして犬も登場、という感じ。
現状ストーリーモードはなくて、前作で言うレイドモードのみですが、開発コストかかっているだろう割にはそこまで面白くはなかったし、正直こっちだけでいいのではと思ってます。
床に落ちたアイテムが消失するなど致命的なバグも散見されるので、なんとか安定させてほしいところです。
2024年は上記のボドゲ制作に集中していたこともあり、前年の約50タイトルに対してほぼ半分と、あまりゲーム出来てなかったですね。
この中でGotY選ぶとしたら、やはり好みにドンピシャだったPacific Driveですね。次点でFF7R。
インディー部門はやっぱりBaratroかなあ。近畿霊務局や両手いっぱいに芋の花をもよかった。
ちなみにSTALKER2はクリアを2025年に持ち越したので、来年の振り返りで触れていきます。
何度も触れてますが、2025年は待望のモンハンワイルズがリリースされるので(もう来月か)、まずはそれに期待しつつ、GTA6ホントに出るのか? など、他タイトルにも期待していきたいと思います。