ボドゲ制作(制作本とゲムマ、第2回テストプレイ会)

「錬金術師たちがボードゲームをつくるようです」を読んだ

前回の記事で注文したボドゲ制作本、「錬金術師たちがボードゲームをつくるようです」が届いたので読んでみました。

内容はゲームの登場人物たちが会話形式でボドゲの制作を進めていくというスタイルで、軽めの読み口ながら、内容は作者の実体験をもとに製作をどう進めていくかというノウハウが網羅されていて、ゲームデザインからテストプレイ、コンポーネントの制作(業者への発注)、イベントでの販売と、ボドゲを作る上でのスタートからゴールまでが一通り解説されてました。

自分のケースで言うとすでにゲームのデザインはほぼ固まっていて、テストプレイもだいたい想像はついていましたが、コンポーネントの制作まわりについては全然アテがなかったので、非常に参考になりました。

特に、帯(状のデザイン)に「~○○マンの大赤字~」と赤裸々に描かれている通り、何がどのくらいコストがかかるのか、どのくらいの利益率を目指すべきなのか、そもそもペイできるの? 的な部分にもズバリと踏み込んでいて、理想と現実のギャップもぼかさず書いているところに好感が持てました。

ゲムマでも販売されていましたが、これを書いている時点でもう終わっているので、興味がある人はBoothなどで入手してみてはどうでしょうか。

 

ゲームマーケットに行ってきた

前回の人ごみに辟易して、特に行くつもりがなかったゲームマーケットですが、上記の本でも紹介されていたボドゲの印刷会社「萬印堂」がブースで無料相談会をやっているというのと(印刷所でも予約制でやってるけど5月中旬まで空いてなかった)、盤上遊戯製作所(BGM)がカード加工サンプルが付いたボードゲームを出しているというので急遽行ってみることに。

萬印堂は行ってみたらちょうど相談コーナーが空いていたので、プロトタイプを見せながらいろいろ相談してきました。

気になっていた、萬印堂では扱ってないコンポーネント(この場合で言うとエリアマットとか)を別途送付して梱包してくれるのか、とか(OKとのこと)、現状のボリュームでいくらくらいになりそうなのか、とか、他にもここではちょっと書きづらい内情とかを聞けて、現実を思い知りつつつも、だいぶ参考になりました。

正直気が重い部分もそれなりにありながら、あらかじめの覚悟があれば乗り越えて行けるというプッチ神父の信念に倣って進めていきたいと思います。

 

BGMでも目当てのボドゲを入手。単にサンプルがついているというだけでなく、トランプコート、トランプコート+エンボス、PP加工、PPマット加工それぞれで別の役割のカードになってて、ゲーム性に組み込まれているのがちょっと面白いですね。

他にも厚みの違うカードや打ち抜きタイルのサンプルももらえたので、コンポーネント発注時の参考にさせてもらおうと思います。

こちらも通販受け付けているといのことで、興味がある人はどうぞ。

 

第2回テストプレイ会

前回のテストプレイのフィードバックを受けて改良したバージョンを、ゲームサークルRAINBOWの有志メンバーにお願いしてテストプレイしてもらってきました。

ゲーム歴もかなり長いベテランぞろい(というかプロのライターやクリエイターの人々)に遊んでもらって、いろいろアドバイスをもらいながらの濃い時間を過ごせました。

正直ボロクソに言われたらどうしようかと内心ビクビクしてましたが、それなりに楽しんでもらえたようで(例によって身内びいきはありつつですが)、そのうえで現実的な問題点や改良の助言ももらえたので、これをもとに基本システムは完成まで持っていけそうかなという見通しが立った感じです。

例によってまだアートワークに取り掛かってないうえに今回写真を撮り忘れたので見せられるのものが何もないんですが、キャライラストの発注のために描きはじめたラフの一部をチラ見せしておきます。

こんなキャラが活躍する(はず)

しばらくはイベントもないし、続報までに間が空くかもしれませんが、また何かお伝えできることがあったら報告したいと思います。