乗鞍岳に登ってきた

先日乗鞍岳に登ってきたのでそのお話。

「バスで森林限界まで行ける山がある」と友人が情報を調べてきたので、登りに行くことにしました。目的地は長野と岐阜の県境にまたがる乗鞍岳。

計画を練った結果、初日は松本まで行って黒部ダムを見学し、翌日に山歩きして帰ってくるというプランに。

待ち合わせ場所まで電車で2時間、そこから車で3時間ちょいでダム行のバス乗り場に到着。

これまでのトラムに代わって今年から運行されているという電気バス。ダムまでの道はバスのみ通行可となってます。

10分ほどでダム到着。これで往復2570円は高いと思いますが、道中トンネルの有名な「破砕帯(当時のトンネル掘削の最難関。80mを掘り進むのに7か月を要した)」などあり、保守などを考えると仕方ないかなー

そのトンネル工事で亡くなった171名の慰霊碑

ダム湖

ダム側は放水をやってました

ダム全景

レストハウスで名物ダムカレーと、破砕帯から出た水で作った、その名もハサイダー(!)。
まあダムカレーは大抵のダムのレストハウスで出してますが。

ダムカードも無事ゲット。もらえるところが裏手にあり、戸惑ってしまった。

お前……ハーグ宣言で禁止されたんじゃなかったのか……?

 

ダム見物のあとは松本に戻り、夕食は友人のリクエストで馬刺し。

馬刺し三種盛りと山葵おひたし蕎麦、さくら茶漬け。

 

明けて翌日。寝過ごして迷惑をかけつつ(スミマセン)、登山口行きバス乗り場へ。乗鞍岳登山口までの道中はマイカー規制となっているため、往復2500円のバスに乗る必要があります。こちらは1時間ほどの道中。

到着。天気も良くて上々な滑り出し。

クロスする飛行機雲。雲が近い。

肩慣らしに魔王岳(所要時間15分程度)に登ってから剣ヶ峰に向けて出発。標高が2700mあるのですでに結構つらい……。

……というところで、この時点で朝充電したはずのスマホの電池が10%を切っていました。電波状況のせいか、それとも他の要因かわかりませんが、想定外の状況。
一応旅行にはモバイルバッテリーを持ってきていましたが、必要になるとは思わず、バス乗り場に停めた車に置いてきてしまっていました。
安全のためにも、モバイルバッテリーは常に携行しないとですね……。

道中はこんな感じ。バスが到着した地点ですでに森林限界を超えているので、登るにつれて植物の数も減って岩場になっていきます。

高度も3000mを超えて、ちょっと進むだけで動悸が激しくなります。休み休みのペースで進行。

1時間半ほどで剣ヶ峰に到着。標高は3026m。バスを降りてから300mしか登ってませんが、ガレ場(と言うほど傾斜はないけど)も多く空気が薄いこともあり結構きつい道のりでした。
しかし苦労の甲斐あって見晴らしは上々、所要時間90分ながら結構な達成感もあります。

山頂に着いたタイミングで辺りに雲がかかり始め、帰りのバスのタイミングが微妙な感じになってきたので、若干慌て気味で下山、帰り道についにスマホの電源が入らなくなりました。山頂まで頑張ってくれてありがとう……。

そんな感じでバスには分単位のギリギリ感で間に合い、帰宅の途に。
帰り道、食事に寄ったファミレスで気が付きましたが、9月末とはいえ、日光を遮るもののない環境を半そでで登ったため、腕が真っ赤に日焼けしてました。

腕時計の跡がクッキリ。この記事を書いている時点で2週間が経過してますが、焼けた部分の皮がボロボロ剥けてで非常にみっともないです……

まあともかくそれ以外は大きなトラブルもなく、楽しい旅行となりました。また機会を見つけてどこかに出かけたいと思います。