PALM ISLAND
循環するデッキで拡大再生産するテーブルレスの南国テーマスコアタ
ソロ分類:ソロ・協力・対戦
日本語対応:ルール和訳あり(よち工房さんの紹介ページ)
ソロプレイを基本に、協力モードと対戦モード2種類のルールが追加されている。
基本的に手に持ったデッキだけでゲームが完結する、テーブルレスのカードゲーム。カードの上下と表裏を使用し、1枚で4段階のアップグレードを表現している。
写真のように、右に倒すと資源になり、それをデッキの手前2枚どちらかに使用してアップグレードしていく拡大再生産系のシステム。
ソロルールは、アップグレードによる建物の得点の合計でハイスコアを狙うスコアアタック方式で、2人プレイでは、対戦ルールは同じデッキを(箱に2組入っている)使って、場にある得点カードを取り合う形式に、協力だと場にあるオブジェクティブを協力して解決していくルールとなる。
16枚のカードで構成されたデッキが8周する間に、どれだけ効率よくカードをアップグレードできるかに挑戦するという形式で、最初にデッキをシャッフルした以降はほぼデッキの構成が変わらないので(アップグレードの際に多少前後する場合がある)、2周目以降は必要なときに必要な資源を用意できる記憶力が重要となっている。
初期の目標は30点で、超えると特殊な効果を持つFeatカードをデッキに加えることができ、さらにハイスコアを目指せるようになっているが、自分には30点の壁はなかなか高く、10回以上挑戦してようやく到達できた。
テーブルレスのシステムは場所を取らず遊びやすいが、20枚近くのカードデッキを、順番や向きをきちんとそろえて保持するのはそれなりの器用さと手の大きさが必要。カード自体はリネンフィニッシュされていて保持しやすくしてあるが、スリーブなどに入れたり、キックスターターの豪華版のプラスチックカードを使用したりすると滑って事故が発生しやすいので注意(BGGにそんな書き込みがあった)。