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2008年08月03日
ジェイド・エンパイア(XBOXクラシック) クリア後レビュー(ほぼネタバレなし)
XBOXクラシックで配信されたRPGタイトル。
古代中国風世界を舞台に、武侠ものっぽいアクションの出来るゲームとしてダウンロードしてみました。1200MSP、約1800円。量販店でポイントカードを買えば若干安く買えるので、実質1500円弱という感じかな。
修行していた道場が町ごと襲われ、師匠も連れ去られてしまった主人公。辛くも難を逃れた同門の仲間とともに、犯人を追って旅していく……というストーリー。
ジャンルとしてはオーソドックスなRPGで、メインシナリオの他、ちょっとしたサブクエストがたくさんあるという形式。自由度が高いかと言えばそうでもなくて、ほぼ一本道ですが。
特徴としてはその膨大なテキスト量と、状況によって切り替えられる豊富なスタイル(戦闘アクション)かな。細かいところでは会話の返答の選択肢が、パラメータによって変化するところとか。
戦闘はエンカウント式ですが、エンカウントしたときのフィールドをそのまま使うシームレス的な作り。戦闘自体はアクションですが、全体的に動きはもっさりで、ボタン連打すると先行入力扱いになってだらだらコンボを最後まで続けたり、ガードしようとしても延々食らい続けたりと、あんまり即時的な要素は強くない印象。
スタイルとしては、拳法、武器格闘、魔術、変身の4ジャンルがあって、さらにその中で種類が分かれてます。この辺の豊富さは悪くないんですが、前述のもっさり戦闘のせいでいまいち生かされてない気もします。さすがにジャンルごとの差別化は出来ていて、拳法は威力が弱いながらもノーリスクで出せ、武器は強力な代わりに集中力を消費、魔術と変身は気力を消費します。気力は体力回復にも使い、集中力は時間の流れを遅くして攻撃する「フォーカス」に使うので、おいそれと消費できないのがジレンマになってます。
また、亡霊や魔物には武器が効かず、ゴーレムには拳法が効かないなど、三すくみ的な要素もあります。ただ、戦闘中の気や集中力の回復手段が限られてる(消費アイテムは存在しない)ので、場合によっては詰んじゃったりもするんですが(笑)。
文章の豊富さは半端じゃなくて、途中で読むのがいやになるくらいしゃべりまくります。この辺は好み次第かな……。場合によっては返答によって相手の態度が変わったりもするので(その返答もまた回りくどい言い回しで(笑))、あんまり読み飛ばしたりも出来ないんですが。
で、重要な会話には、レベルアップ時に自由に数値を割り振れる体力・知力・気力から導き出された「直感」「威圧」「懐柔」という選択肢が追加され、パラメータによって成功したり失敗したりするみたい。あんまり意識してパラメータいじってないとどれが高いのか分からず、適当になっちゃいがちですが……。
ストーリーは可もなく不可もなくといった感じ。終盤の展開は好みが別れそうかな。個人的にはあんまり好みじゃないですが、別に文句を言うほどでもないかな。
(好)
・武侠的な世界設定(突然飛行機みたいのが出てきたりしますが)
・豊富な戦闘スタイル
・膨大なテキストと受け答えの選択肢
(嫌)
・戦闘のもっさり感、豊富なスタイルを生かし切れないところ、条件によっては詰む場合も
・飛行機に乗った時のシューティングステージの半端さ
・ロードが結構多い。HDDインストールされてるのでだいぶ助かってますが
投稿者 だいすけ : 2008年08月03日 16:52 ゲーム /ゲームレビュー /XBOX360 /XBOXクラシック
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