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2008年05月11日

Grand Theft Auto IV(XBOX360アジア版)クリア後レビュー(ほぼネタバレなし)

色々話題のGrand Theft Auto IV、日本語版が出るというのでそれまで待とうと思ってたんですが、周囲があまりに盛り上がってるのに我慢できず、プレイアジアに注文してしまったのが4/30の午前中。そして5/1の16時過ぎ、到着……って早い、早いよ!
で、結構集中的にプレイして、5/9にストーリーモードクリア。完璧なゲームというわけではなかったけど、おもしろかったです。

一番のウリであろうグラフィックはちょっと暈けた感じもするけど、さすがと言うより他ない完成度。シェーディングはリアル寄りでありながら、ちょっとコミック的なデフォルメも入ってて独特の質感。ただ影の境界がジラジラしちゃうのはもったいないかな。
リバティシティの作りは、実際のNY知ってる人ならもっと楽しめたんだろうとちょっと羨ましい。街の名前こそリバティシティですが、IIIのそれとは全く違う作りで残念。少しは似てるところもあるのかと期待してたんだけどなー。一応真ん中の島はIIIに近い感じだけど、これはIIIに似せたと言うより、IIIが実際のNYに近い作りだったということなんでしょう。ストーリー中のセリフやゲーム中に観られるTVでバイスシティやラスベンチュラスという名前が出てきてましたが、この辺もたぶんGTA4の世界のVCやLVということで、もし今後出るとしてもマップはがらっと変わってるんじゃないかと予想。

車の挙動とかは今までのシリーズよりずっと重い感じ。リアルになったということなのかな。あんまりそういうのに詳しくないですが。スピード出してると曲がれないし、加速・減速もゆっくり目。
「リアル」さと言うなら、このIVでの基本コンセプトはリアル感の追求と言っても過言ではなくて、車もそうだし、人のモーションやラグドール処理も見事の一言。ただ当然その分ゲーム性が損なわれてるところもあるんだけど(挙動のクイックさがなくなったところとか、長い移動(これは便利な(便利すぎるけど)タクシー移動とかあって、一応そういう欠点も克服しようと工夫はされてます)とか、ミッションのバラエティの少なさとか)、それを上回る没入感や街の生き生きした表情など、ホントに「街に放り込まれた」という感じがひしひしと感じられて良かった。

ストーリーに関しては、英語字幕が出るものの、かなり訛りのキツい英語だったり、早口だったりして、フィーリング的にしか理解できなかったのは残念。
セリフの量もすごくて、どの登場人物もとにかく喋りまくるので、流し読みせざるを得なかったはちょっともったいなかった。展開中いくつか選択する場面もあったので、そういうときにストーリーがしっかり把握できてるとより楽しめたんだろうなと悔しさが。
日本語版が出たら是非ストーリーをじっくり堪能したい。運転中もよく喋るので、出来たら吹き替えだといいなあ。

しかしなんというか、すごい贅沢な作りで、これだけ緻密に作られた街の建物や地形の1割もゲームで活用してなくて(マルチプレイで使ったりはしてるけど)、非常にもったいない。同じマップであと5つくらいアナザーストーリーが作れそう。XBOX360版はダウンロードコンテンツがあるとかないとか噂があるので、そっちに期待かな。

投稿者 だいすけ : 2008年05月11日 11:21 ゲーム /ゲームレビュー /輸入ゲーム /XBOX360

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