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2008年04月12日

ライオットアクト(XBOX360) クリア後レビュー(追記部分にネタバレあり)

箱庭タイプの三人称視点アクション。
多発する凶悪犯罪に対抗するため、DNA改造で肉体を強化した捜査官、「エージェント」をあやつり、町を支配している3つの犯罪組織と戦っていくというのが流れ。

このDNA改造というのがゲームのキモで、銃で敵を倒せば射撃スキルがアップ、というように射撃、格闘、移動、運転、爆破の5つのスキルが用意されています。射撃は銃の命中率とダメージが上がるだけでちょっと地味ですが、移動スキルがおもしろくて、ジャンプ力が飛躍的にアップして、ビルの壁をぐんぐん昇っていけたり、屋上から屋上へと飛び移って移動できたりと、ちょっとしたスーパーマン気分が味わえます。このスキルが便利すぎて、車に乗る必要を感じず全然運転スキルが上がらないくらい(笑)。

ゲームの進行としては、3つの犯罪組織のボスを倒すため、まず各々が抱える6人の部下を倒していくのがメイン。部下は全員倒さなくてもOKかもしれないけど、その場合ボスの基地が相当重武装になるはず。
箱庭というとGTAシリーズが思い出されますが、ああいうなんでもありのミッションはないです。ボス/中ボスハントの他は、ランニングでチェックポイントを回るルーフトップレースと、車で回る普通のレース、あとカースタントくらいかな? 確かにちょっと単調で終盤マンネリ気味になってきますが、移動の楽しさと各ボスの味とのバリエーションでもってる感じかな。

気になるところといえば上記の車の存在感の薄さとほぼ戦闘のみの単調さ、あと司令の通信が時々状況と違うことを言い出すバグ(?)、終盤の雑魚敵の攻撃力のインフレかな。もう一つあるけど、ネタバレなので追記部分に。

でもその辺差し引いても、移動スキルの楽しさでカバーできてると思います。今なら廉価版で手軽に入手できますし。オススメ。

以下エンディング後ネタバレ。

終盤単調になりつつ淡々とボスハントしていったわけですが、最後のボスを倒したとたん、「実は全て私が仕組んだことだったのだ」と司令。
なるほど、これから司令とバトルか! と思ったら街に戻されて終了。スタッフロールも何もなし。司令と対決もなし。いわゆるフリープレイ状態ですが、犯罪組織がなくなったので平和な街を歩き回るくらいしかできません。なんというか、ものすごい消化不良感が残されてしまうのはどうなんだろう……。
そこが最後で最大のがっかりポイントでした。

投稿者 だいすけ : 2008年04月12日 22:41 ゲーム /ゲームレビュー /XBOX360

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