Idle Lab. Blog Sec.

ランダム生成のダンジョンをストイックにハックしていく探索パートと、様々なキャラとの絆を深める日常パートがあって、それぞれのバランスの取り方もキモになってくる感じ。

探索パートは探索自体は淡泊で、戦闘がメイン。相手の弱点を突いてダウンさせるとさらにもう1行動でき、全ての敵をダウンさせると味方の総攻撃で大ダメージを与えられる、というのが基本の先方になってて、パズル的な楽しさがあります。主人公以外はAIで行動するので、その辺が頼もしかったり歯がゆかったり。

日常パートはギャルゲーみたいなパラメータいじりとか。10数人いる対象キャラ（男女取り混ぜてます）10段階で仲良くなっていって、対応したアルカナのペルソナを作るときにボーナスになったりします。仲良くなる課程でドラマチックなストーリーが展開するのも楽しいですし、全てのキャラの好感度をマックスにすることは出来ないので、その取捨選択も悩ましい。

この一見噛み合わなそうな2つの要素を、ストーリーが上手いことまとめてる感じで、自分は楽しめました。キャラも立ってるし、テーマも若者らしい悩みあり、壮大な目的ありといった感じで。

賛否両論、というかあんまりいい評判を聞かない後日談ですが、システム部分はオマケの域を出ないものの、ストーリーとしては嫌いじゃないです。確かに好みは分かれそうな感じですが……。

まあともかく、ゲームとしては充分及第点が出せる出来だったと思います。クリアしたときゼルダとかで感じる、「世界を去りがたい感じ」があったし。おもしろかったです。