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2006年07月09日
ドミノ レビュー
実在した女賞金稼ぎドミノをモデルにした映画。とは言ってもドキュメンタリーという訳ではなくて、あくまで実在の人物がモデルになったフィクション。
映画スターの父とトップモデルの母の間に生まれ、自身もモデルとして踏み出そうとするもドロップアウト。様々な職を経てたどり着いたのがバウンティハンター。保釈保証会社の依頼を受けて、出頭を拒否した被告を追い、裁判に出頭させるのが仕事。相手が相手だけに荒事になることもしばしば。
そんなある日、テレビ局がドミノの派手な経歴に目をつけ、ドキュメンタリー番組の取材を申し込んでくる。そして乗り出した賞金首の追跡だったが、様々な要因から、このヤマはどんどん悪い方向に転がっていき……。
……という感じのストーリー。映画自体もそれほど派手さはないものの、人生を踏み外した荒くれ達が集まったバウンティハンターの生き様といい、複雑にいりくんだ事件といい、なかなか面白く見られました。映像は……スタイリッシュだけどちょと見づらいかな。キーラ・ナイトレイも破天荒なドミノをいい感じで演じてます。
映画もまあ良かったけど、DVDの特典として付いてる本物のドミノの取材のほうが面白かったかな。もちろん、映画ほどの派手さはない、というか、これ見ると実際の賞金稼ぎの地味さにがっかりするかも(笑)。
ドミノ自身は映画完成直前に急死していて、結局映画を見ることはなかったみたいなんだけど、それを扇情的に「謎の死を遂げた云々」なんて宣伝文句にしちゃうあたり、ハリウッド的したたかさを感じます。実際のところはクスリの過剰摂取による心臓麻痺、というのがもっぱらの噂(この職に就いたときにはすでに中毒だったらしい)ですが……。しかしどこを切ってもサタスペ的な人生だなあ。
だいすけ評価は7/10。リアルドミノインタビュー込みなら8点。
投稿者 だいすけ : 2006年07月09日 10:51 映画・ビデオレビュー
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