Idle Lab. Blog Sec.

スペイン旅行２日目はマドリッドから８７キロ離れたセゴビアを観光後、戻ってきてマドリッド市内を見学するということで、結構な過密スケジュール。
７時起床、７時半出発で一路セゴビアへ。
例によって市内から出るときに苦労したものの、郊外に出てしまえばあとは高速道路（無料）を行くだけなのでそれほど混乱もなく、予定通り９時過ぎにセゴビア到着。

町入り口の駐車場に車を停め、さっそく出迎えるのが水道橋（リンク先、画面中央の広場を左上から右下に横切る黒い線が水道橋）。

スペインでは最大規模のローマ時代の水道橋で、高さ２８ｍ、長さ７２８ｍ。

近づいてみると結構な迫力。今でも内部に水道管を配され、水を供給しているとか。住みかになってるようで、たくさんの燕が飛び交ってました。
水道橋を抜けて、朝の閑散とした街中を行くと、マヨール広場に到着。


ここの２つめの名所、カテドラルに面してます。
パン屋がちらほら開店していたので、ここで朝食。ショーウィンドウやガラスケースがオシャレなパン屋で菓子パンや総菜パンなどを購入。

エクレアっぽいパン、アップルフィリングの乗ったデニッシュ、クリームパン、ベーコンとチーズのタルト。しめて５．３ユーロ（８００円くらい）。厚手のアルミ箔のお盆付き。どのパンも日本のより一回り以上大きかったので、これで３人お腹いっぱいになりました。

満足したのでカテドラル内部へ。

下の方に映っている人影と比べてみるとわかりますが、天井がかなり高くて、荘厳な雰囲気の建築でした。

メインの礼拝堂（？）はこんな感じ。

カテドラルを出てさらに進むと、アルカサル（城、砦）に到着。

町のはずれの崖沿いに建つ、いかにも砦といった雰囲気の建物です。ディズニーの「白雪姫」の城のモデルにもなったとか。
内部には甲冑や大砲、銃などが展示されていて、いかにもといった雰囲気。内部の長い長い階段を上ると、中央の塔部分の屋上に出られます。

屋上からは町が見渡せます。中央の高い建物がさっきのカテドラルですね。反対側は崖の下の平野を見下ろす景色。

駆け足ですが、時間が限られているのでこれにてセゴビア見学は終了。再び道をとって返し、マドリッドの宿に戻ります。例によって複雑怪奇な道に捕まり、町の反対側まで行ってしまったりしまいましたが、なんとか帰還。宿に着いたらちょうど例のスーツケースが届いていたところでした。服などが一通りケースに入っていて着替えられなかったので、このタイミングで着替えて、今度は地下鉄でマドリッド市内へ。

昨日降りたsol駅のひとつ先、opera駅で降りて王宮に到着。

敷石で覆われた広大な広場に面して建てられた豪華な宮殿。部屋数はなんと２７００を超えるそうで。

物語に出てくるような食堂とか。

彫刻に縁取られた天井画とか。
まあとにかく優雅な建物でありました。

見学後近くのカフェレストランで食事。


アンチョビと生ハムのピザ、あとサラダを注文したのですが、どちらも塩辛い！ 生ハムはともかく、アンチョビはかなりしょっぱくて、食べるのが結構大変でした。サラダで中和しつつ完食。

その後はプラド美術館。日曜日は入場無料！

エル・グレコやゴヤ、ベラスケスなど、美術の教科書に出てくるような絵画が満載でしたが、あまりにも膨大すぎてちょっと食傷気味。好きな人が１日かけてまわるのには向いてるかもしれません。素養が必要ね（笑）。

美術館見学後は裏手のレティーロ公園を散策。散策とはいっても公園自体が広大で、しかもこの日も猛暑＆感想していたのでかなり疲れました。出店で飲み物を飲みつつ体力回復していかないとやってられません……。

そんなこんなで宿に再び帰還。やっと一日が終わります……と思ったらここでトラブル発覚。カバンに入れていた私のサイフが見つかりません。スーツケースや車などひっくり返しても影も形もなし。どこかで落としたか、盗まれたか……。中には日本円で３万円と７０ユーロ（約１万円）、その他カードなどいろいろ。疲れ気味だったとはいえ、油断しました……。とりあえずカード会社に電話してそれ以上の被害がないことを確認、手続きを止めてもらったので、打つ手はここまで。

苦い夕日だ……。

その夜繋いだネットで、たくさんの人に励ましをいただきました。おかげで気持ちを切り替えて行動出来たと思います。ありがとうございました。

２日目にして結構な痛手をこうむりましたが、旅はまだ続きます。
３日目はマドリッドを離れ、トレド、コンスエグラを経由してコルドバへ。本格的な移動の始まりです。
３日目へ