Idle Lab. Blog Sec.

まず第１日目。
成田を１０時出発の便で発ちます。若干天気はよろしくないものの、雨が降る心配はなさそう。

ここからパリまで１２時間半、そこでトランジットしてマドリッドへ向かいます。
さすがに１２時間の機内滞在経験はなくて、結構大変でした。機内映画は観たいのが特にないし、仕方がないので寝ているか、備え付けのテレビでゲームをするか（これがろくなゲームがない。日本のゲームが食い込むチャンスかもですよ）、あとはじっと我慢するか。

まあ我慢していればなんとか耐えられるもので、定刻通り１２時間半後にパリはド・ゴール空港に到着。おフランスですよ！

おフランスの空港はできたて（一部建設中）で、なかなかオサレな雰囲気でした。
そこから中型機に乗り換えてマドリッド空港へ。ここは２時間。長いといえば長いですが、これまでの１２時間超に比べれば大したことはありません。

到着２０分くらい前から飛行機は高度を落としはじめ、窓の外にはスペインの大地が広がっています。空から見たスペインの第一印象は、「荒野だなあ」というものでした。ひたすらつづく平坦で赤茶けた地面に、しがみつくように彩度の低いオリーブの木の畑が点在している様子は不毛の大地という感じで、エネルギッシュなスペインのイメージからはちょっとかけ離れたものでした。
やがて機はさらに高度を落とし、現地時間で午後７時、マドリッド空港に無事着陸。

入国手続き自体はすでにパリで済ませているので（EUなのでその辺は一括）、あとは荷物を受け取るだけ……と思ったら、さっそくトラブル発生。この旅行では貨物預かりのスーツケースが両親用と私用の２つあるのですが、待てど暮らせど私のケースが出て来ない。いろいろ調べた結果、トランジットのパリに取り残されている事がわかりました。なんとなく予想はしてましたが、いきなりとはちょっと不安になりますが、とにかく宿泊先に届けてもらうように頼んで、レンタカーの借り出し手続きをして、とりあえず出発。

最近の両親の旅行スタイルは、ツアーには参加せず全て自前で予約、移動手段もレンタカーを国際免許で、というもの。正直英語力も皆無に近いのに、良くこういう事をする勇気があるなあと、ある意味感心しますが、今回は英語もスペイン語も「皆無よりはマシ」程度の自分が参加しているので、その辺はどっこいどっこいか（笑）。
空港から市内までは車で３０分程度ということでしたが、レンタカーの事務所でも詳細な地図が手に入らず、日本から持っていったおおざっぱな地図を頼りに向かったので、市内に入るまでがまず一苦労、そして市内に入ったら入ったで、狭い道、やたらある一方通行、路駐の車の列（そもその一番外側の列は駐車スペース）と、悪夢のような状況。父もまだ右側通行左ハンドルに慣れていなくてテンパってるし、結局ホテルに着いたのは１時間以上あとの話。

ここが今回の宿「Togumar Sercotel Apartmentos」。
１車線しかない、ちょっと治安の悪そうな路地の真ん中に建つ、三つ星ホテル……と言うことですが、三つ星はどうかなあ、という感じ。フロントのお姉さんは英語話せないし。ただまあ、無線LANを設置してて、宿泊客に無料開放しているのはここだけでした。

荷物を置いて一息ついたあとは、フロントで地図をもらって（たいていフロントには付近の詳細な地図が置いてあって、言えばもらえました）、付近ののProsuperidad地下鉄駅からマドリッド市街中央部へ。この時点ですでに夜の９時を過ぎてますが、まだまだ空は明るくて、１０時を過ぎてようやっと日が落ちて夜らしくなってきました。

地下鉄を乗り継いで、sol駅で下車。プエルタ・デル・ソル（太陽の門）に到着。スペインの道の起点になっている場所、だそうな。

ここはちょっとした広場になっていて、周りにはBar（バル）など飲食店が並ぶ繁華街になってました。

そこでテイクアウトの生ハムサンドのクロワッサンなどを買って、食べつつマヨール広場へ。

四方を建物で囲まれた石畳の広場で、オープンカフェ形式に飲食店が店を出してます。このあたりをブラブラ歩きつつ、さすがに疲れたのでこの日は終了、宿に戻ることに。

宿では無線LANと、持っていったPSPを使ってmixiとかしたりしてました。結局ネット接続出来たのはマドリッドにいる間だけだったので、この日と翌日の夜だけだったんですが……。

翌日は９０キロ弱離れたセゴビアを観光後、戻ってきてマドリッド市内を見物予定。
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