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2006年01月12日
ジェニーはティーン☆ロボット 第21話Aパート感想(ネタバレ)
えらい間が空いちゃいましたが、とりあえず再開。Bパートも出来れば近日中に。
第21話A「最強ロボット・アルマゲドロイドの巻」
慢心し、訓練に身が入らないジェニーは、ウェイクマン博士とケンカして家をを飛び出す。そんな時、危険すぎて封印されたロボットが復活する。その強力なパワーの前に、ジェニーは全く歯が立たない。
ジェニーに襲いかかる戦闘ロボットたち。
それを片手であしらうジェニー。真剣さに欠けると思ったら……
訓練でした。しかし、全然やる気のないジェニーに博士はおかんむり。
「教わることはないって言うの!?」
ちなみにこれが訓練メニュー。ゼラチン責めにロボットの共食い攻撃、森のオオカミならぬ木のオオカミ(英語だと同じなのか~)の恐怖。
シーンはなかったけど、ゼラチン責め、気になる……。
「その通り、やっと分かったのね」
特訓メニューに飽き飽きしたジェニーは家を飛び出してしまう。
せっかく訓練してきたのにとぼやく博士。
そんな時に警報が。
「……地球の中ね」
次々と入ってくる苦戦の報に、ウェイクマン博士は何やら思い当たる節がある様子。
「そんな、あり得ないわ……もう20年もたつのに……」
モールでブラッドとタックに愚痴をこぼすジェニー。
「私は百戦錬磨よ。今更教わる事なんて無いの!」
そこに博士からの通信。
「今すぐ家に戻って!」
聞く耳を持たないジェニー。
そうこうしているうちにモールは騒然と。
「来たわね……一体何……者……なの……?」
でかい。
「何か用?」
容赦なし。
「ジェニー、大丈夫?」
「いったい何なの!? あれ?」
「あれはアルマゲドロイド。最先端技術を駆使した地球最強のロボットなの。しかもアイツは戦闘目的で作られたのよ。あなたじゃ勝てないわ」
しかしジェニーは「油断しただけ」と取り合わない。
街を襲うアルマゲドロイド。
スカイパトロールの装備ショップから……
武器を回収。
現れたジェニーにも、
「体が武器になるのか、ならば破壊しなければならない!」
そう、彼は地球上全ての武器を排除する目的で作られた「正義のロボット」だったのだ。
ジェニーのレーザービーム銃ももぎ取られ、腹部の炉に投げ込まれる。
新武器、おさげビーム(適当)も……
もぎっと。
次々と武器を繰り出しながらアルマゲドロイドの体を駆け上がるジェニー。それを片っ端からもぎ取っていくアルマゲドロイド。壮絶ないたちごっこ。
頂上に到達!
バリヤー!
さすがのジェニーさんもあえなく撃墜。まさに無敵!
ブラッドとタックの手により、何とか回収されたジェニー。這々の体で博士の家へ。
娘のショッキングな姿を見て愕然とする博士。
「私のせいだわ……」と落ち込む博士に、
「博士がアイツを作った訳じゃないんだし」とフォローを入れるが……
そうみたい。
昔の宇宙戦争の時に、博士はスカイパトロールに協力していたらしい。
そんなハードな過去が! 少しづつジェニーワールドの設定が垣間見えてきました。
で、そのときに、対抗手段として博士が設計したのがアルマゲドロイド。
そのおかげで戦争は終結。
ちなみにこれが当時のノラさん。30代くらいかしらん。赤毛だったのね。
しかし、戦争は終わったものの、アルマゲドロイドの単純な行動パターン「武器の排除」が徒となり、今度は地球の軍に襲いかかることに。
そこで、博士は「地球の中心は武器だ」アルマゲドロイドをだまし、マグマに沈めて封印したのだった……
それに懲りた博士はXJシリーズの開発に取りかかることになる、というお話。
この辺のパルプ誌っぽい絵がイカス。
凄い話だけど、ブラッドとタックはむしろ博士が雑誌の表紙になってることの方が驚き。おだてると、
「水着もあるわよ」ワーオ。
昔話の間に、ジェニーの修理、再起動も何とか成功。
「言うこと聞かなくてごめんなさい」
「じゃあ今度は聞いて。考えがあるの」
街の武器を排除し尽くし、とばっちりで焦土に。
「武器を無くすために人を傷つけて、何が『平和の為』よ!」
反撃開始。
ミサイルはあえなくバリアに阻まれる。
つるぎの舞も……
痛々しい。
このあとも様々な武器を繰り出して戦いも、やっぱりアルマゲドロイドに次々と奪われてしまう。
「時間がないわ!」焦る博士。
とっておきの最終兵器も……
通用せず、ついに満身創痍に。
武器を探してジェニーの体をスキャンするアルマゲドロイド。
体内に発見。
「これは……ダメよ……ッ!」
シリーズ中、もっとも痛々しいシーン。
ついにこんな姿に。
しかし、迫るアルマゲドロイドに対し、不敵に笑うジェニー。
「何故うれしそうに笑う?」
「気が付かなかった? あなたが取った最後の武器はプロトニ(ミ?)ック爆破装置よ……もうすぐ爆発するわ」
カウントダウンを刻む爆破装置。そして……
ロケットパック装備の博士がジェニーを回収して
爆発! 博士の頭脳プレイの勝利。
しかし、バラバラになって地球外に飛ばされても、彼はしぶとく生きていた。
「平和のためなら、地球を破壊するのだ!」
―アルマゲドロイドは―
2度と地球へは戻れなかった……。
(中略)
そして死にたいと思っても死ねないので
―そのうちアルマゲドロイドは考えるのをやめた。
「まだまだママに教わることがありそうね」
「さすが博士! ブッ飛んでるゥ!」
おだてるタックに、
「爆弾だもの、当たり前じゃないの」
とかボケ続け、ほのぼのオチ(?)でエンド。
------
かなりハードな話でした。
ジェニーさんは徹底的に壊されるし、博士の過去や宇宙戦争なんて話も出てきて、深い設定がありげだったこの話の一端が明かされてきた感じです。
しかしやっぱりロボ子さんのクラッシュシーンは燃えますね。気の毒に思うと同時に、これこそロボならでは、という感じもします。アンビバレンツ。
博士の作戦はどうなんでしょう。行きがかり上頭脳プレイなんて書きましたけど、けっこう行き当たりばったりな気もします。危険すぎる賭。やっぱり向こうの人の「いい考えがある」は怪しいのか(笑)。
まあ、その辺はカートゥーンということで大目に見ますけどね~!
オチは長い上にイマイチというか変。
投稿者 だいすけ : 2006年01月12日 23:22 洋アニメ・漫画 /MLaaTR
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コメント
ギガワットの話も燃えますが、これはいまのところシリーズ最高の「燃え」話ですね。本気で胸が熱くなりましたよ。
そして妄想もすんごい刺激されるし。
XJシリーズの初号機XJ-1が優れた人工知能の開発から始まったのも納得できる展開です。
オチは正直蛇足だと思っていたのですが、もしかしたらスタッフの「照れ隠し」だったのかも。
投稿者 スカポン太 : 2006年01月13日 01:36
ですね~。宇宙戦争の話なんて、それだけでスピンオフが作れそうですよね~。クラスター話もここで絡むんでしょうか。
そういやアルマゲドロイドにはトランスフォーム能力なかったですね。アルマゲとXJシリーズを繋ぐミッシングリンク、なんてのもまた燃えます。燃え燃えです。
投稿者 だいすけ : 2006年01月13日 02:31
アルマゲドロイドを改めて見ると、そういやアポカリプスに似てるなぁ。腹に「A」だし。
バトルダメージジェニーに萌えつつ、なるほど、確かにXJシリーズの起点になるロボットですね。
投稿者 yui : 2006年01月13日 23:45
「強い敵キャラ」というとこういう形に落ち着くんでしょうね。
アルマゲドロイドは起点というか転機というか。それにしてもウェイクマン博士は、このころから「とりあえず作ってみる」的な方針だったんでしょうか(笑)。
投稿者 だいすけ : 2006年01月14日 03:13