Idle Lab. Blog Sec.

このゲームの肝としては、テナントが配置された階同士を繋ぐ輸送手段。階段、エレベータがメインの手段で、待ち時間がないが２つまでしか乗り継がない階段と、待ち時間があってすぐ混雑するが、たくさんの階を移動できるエレベータをうまく使って混雑を回避し、住民のストレスを増やさないのが攻略のカギのひとつ。下手に長い階を移動するエレベータを設置してしまうと、待っている人を示す黒いキャラクターが次第に赤くなり、ストレスがマックスになってしまうとそのテナントを去ってしまうという流れ。

もう一つのカギがテナント同士の導線。人を集められる映画館のそばに店舗や飲食店を配置して、うまく客の流れを作るのも重要な攻略要素。
というようなちょっとパズルチックな要素と、縦横共に拡張していくビルの様子が箱庭的で楽しく、それが携帯機にも良く合っていると思います。

まあ、基本的に人気があったゲームの移植なので、ある程度の面白さは保証されているようなものなのですが、気になった点がひとつ。

シミュレーションということもあり、ちょっとしたちょっかい要素はあるものの、基本的には見ている時間が長いこのゲームでは、時間の早送りとしてＡボタンを押しっぱなしにする操作があるんですが、この早送りがあまり早くないうえに、押しっぱなしという操作が結構負担。どうせなら早送りを段階的に早くするか（処理的に早くできないのかも）、せめて早送りロック機能が欲しかったところ。

他にもカーソル移動なので、回数が多くなると移動がたるいとか、ドラッグ関係がメンドイとかありますが、まあその辺は仕方ないか。今の時期、ＤＳで出すと操作的にも楽そうですが、すでに普及してるハードで出すという選択は別に間違ってはいないと思います。

最初のビルで最高ランク「ＴＯＷＥＲ」を達成するとプレイできるようになる「商業ビル」はストレスがたまるので多分プレイしない気が。ものすごいじっくり遊ぶやり方になりそう。

だいすけ評価は7/10。