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2004年07月25日
地獄の黙示録・特別完全版(ネタバレ)レビュー
ベトナム戦争中。ウィラード大尉は情報部よりとある密命を受ける。それは、ベトナムの奥地で軍から離脱し、私兵を操って独自の帝国を築き上げたカーツ大佐を抹殺せよ、との極秘作戦だった。
ウィラードは数名の部下を与えられ、ボートで川を上っていく。
実は「地獄の黙示録」自体初見で、オリジナルと比べることは出来ないんですが。マーロン・ブランドー追悼もかねて視聴。
一応、追加されたシーンにはインデックスにマークが付いているので、何となくは分かりますが。
とにかく、戦争という異常な状況の中で、出てくる人物みんな狂ってます。
サーフィンをするために村を焼き払い、銃弾の飛び交う中で波に乗ろうとするキルゴア中佐(ヘリで襲撃する際にワーグナーの「ワルキューレの騎行」を大音響で流す人です)や慰問に来たプレイメイトに殺到する兵士達、指揮官を失い、兵士達がただ怠惰に過ごす基地など、異常状況下での、正気と狂気の境が曖昧になった人の姿がこれでもかと描写されてます。
その辺は、カーツ大佐の「帝国」に入ったあたりで最高潮を迎えるわけですが。
日常生活を送っていては見ることの出来ない、人間の暗黒面のようなものを見られる、という点ではかなり有用かと。サタスペの参考にもなるかな。
追加シーンはどれも重要と思えますが、フランス人の荘園のシーンはちょっと浮いてる気もします。なんか演劇みたいな感じ。
だいすけ評価は7/10。200分はちと長い。見る価値はあると思いますが。
投稿者 だいすけ : 2004年07月25日 22:39 映画・ビデオレビュー
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コメント
なんかblogの新機能の「アフェリエイト」を有効にしてみたら、早速「フランス」にリンクが。
……いやー、地獄の黙示録見てフランスに興味を持つ人は少ないと思いますが(笑)。
投稿者 だいすけ : 2004年07月25日 22:41