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2004年07月21日
片腕カンフー対空飛ぶギロチン(結構ネタバレ)レビュー
キルビル公開以来、ごくごく一部で話題の「片腕カンフー対空飛ぶギロチン」。ようやく見てみました。ちなみに前作は未見。
(たぶん前作で)弟子を殺された盲目の男封神。片腕ドラゴンと呼ばれる主人公に復讐を誓い、必殺武器、空飛ぶギロチンを手にする。
一方、ドラゴンの住む町では武術大会が開かれ、中国全土はもとより、インドやタイからも腕に覚えのある剣士が集まってきていた。
……うーん、何というか、ストーリーは非常に説明しづらいです。上で書いた武術大会には主人公は出場しないし(あまつさえ途中で帰る)、封神は大会をぶちこわした上、片腕の男を片っ端から殺していきます。
生き残った大会の猛者達はドラゴンと戦えなかったのを不満に思い、各自主人公を襲撃、とりあえず主人公は思いつく限りの卑怯な手を使い刺客を殺害し、封神対策を練ります。
最終的には罠満載のフィールドに封神をおびき寄せ、辛くも復讐の鬼を冥府に送り込むのでした。めでたしめでたし。
ちなみに題にもなった「空飛ぶギロチン」は、普段は鎖の先に棒状の仕掛けがついた武器で、使用するときは開いて先がボウル状になります。外と内側に刃がついていて、これを敵の上からかぶせて引っ張り、首をもぎ取るという素敵アイテム。これがゴーゴーボールの元になったそうな。
映画としてのだいすけ評価は4/10。格闘は結構タルい。でもバカ度加味なら8/10。
以下シビれる点。
・武術大会にて。「無刀流」と呼ばれるトンファー使いの日本人(見た目は旅の武士)、トンファーに仕込まれた刀を使ってだまし討ちで勝利。それを見たドラゴン、「うむ、参考になる」(主人公は誇り高い拳法家という設定です!)
・腕が伸びるインドヨガ武術家。ドラゴンは伸びてきた腕の先を柱に固定、回り込んで横からブチ折る。関節はずしてたんじゃないんだ!(ダルシムの元ネタ? だとしたら相当マニアック)
・裸足のムエタイ使いを鉄板敷きの密室に誘い込み、下から火をかけた状態で戦う靴履きのドラゴン(くどいですが、主人公は誇り高い拳法家という設定です!)。もちろん敵は熱さとドラゴンの攻撃に耐えかね焼け死にます。焼き土下座っ……!
・隠れ家に通じる道に爆薬のブービートラップを仕掛ける主人公。関係ない民間人がひっかかって爆死(しつこいですが、主人公は誇り高い拳法家という設定です!)。
・盲目の封神を棺桶屋に誘い込み、各所に仕掛けた斧発射機で敵を攻撃するドラゴン(ええと……誇り高い……もういいや)。
・満身創痍の封神に渾身のパンチ。敵は屋根を突き破って落下。主人公棺桶を蹴り出し、封神をナイスキャッチ。ワーオ!
世も末なうれしいことにDVD化しているので、見られる機会も多いかと思います。バカ映画好きはとりあえず必見!
投稿者 だいすけ : 2004年07月21日 21:40 映画・ビデオレビュー
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