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2004年07月20日
ハリー・ポッターとアズカバンの囚人(ややネタバレ)レビュー
ハリー・ポッターシリーズ3作目。これまでのクリス・コロンバスからアルフォンソ・キュアロンに監督が交代。
ヴォルデモートを手引きした罪で投獄されていた、シリウス・ブラックが脱獄。監獄アズカバンからは吸魂鬼ディメンター達がホグワーツを嗅ぎ周り、生徒達は不安の中で新学期を迎える。
そしてハリー達の元にシリウスの影が近づく。
監督が替わったことでだいぶ雰囲気が違ってきました。画面も彩度が低く、コントラストが高い感じになり、作品の内容に合った暗く不安な雰囲気を醸し出しています。個人的にはちょっと鼻につくんですが、まあそのあたりは好み次第か。
主人公達も少年から青年にさしかかった感じで、全体的にラフな服装になり、私服のシーンも増えています。
ストーリーもあくまで原作重視の前2作に比べて、大胆に手を入れているとのこと。そこまで原作を覚えているわけではないのでよくは分かりませんが。
あとなんかホグワーツの地形がかなり変わっているような。まあその辺はホグワーツだからいいんですが。全体的に険しくなってる感じ。
で、どうだったかというと、全体的に「薄い」印象。元々原作が長かったのを強引に2時間にまとめているので、各エピソードや人物の描写が弱く、何となくストーリーが進んでしまっている感じを受けました。
でもこれ以上描写に時間を割くと3時間は優に超えそうだしなあ。子供向けにもしないといけないというところを考えるとこれが限界か。テレビドラマやアニメ向けかもしれません。
さて、4作目ではまた監督が変更されての撮影だそうで。主演のラドクリフ君達もどんどん設定からは雰囲気が離れてしまっているし(ティーンエイジャーだしね。成長が早い)、どうなりますやら。
だいすけ評価は7/10。
ちなみに公式サイトはこちら。出来はともかく、資料的価値0。監督の名前すら見つからず。
投稿者 だいすけ : 2004年07月20日 21:08 映画・ビデオレビュー
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