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2004年03月17日
宿命の囁き(上下)レビュー
マーセデス・ラッキーのヴァルデマール年代記シリーズ。
今回はタルマ・ケスリーのあとの時代、「女王の矢」(絶版)やケロウィンの「剣の誓い」の少し後のあとに当たる話。ケロウィンも登場。
女王の矢シリーズは、社会思想社が無くなってしまったので、続きが読めないのだけど、続編に近い物が出るのはうれしい。
女王の矢にも登場したヴァルデマールの王女エステペスと、「鷹の兄弟」の一族の青年「暗き風」が主人公。二人の話が交互に語られ、次第に関連していきます。
珍しく(片方だけだけど)男性が主人公ということでちょっと新鮮かな。この作者の女性主人公、嫌いじゃないんだけど、どうもキャラ的に似すぎてる気もするので(現実主義の傭兵という役どころが多い)、そういう意味では「暗き風」編のほうがよかった気もする。
3部作の1作目ということで、この話では物語は完結しません。ようやく二人が出会ったところまで。
とりあえずこれからに期待です。
投稿者 だいすけ : 2004年03月17日 23:53 本レビュー
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