ジェニーはティーン☆ロボット クラスターの侵略・挿入歌「They need me」

先日放送された、ジェニーはティーン☆ロボット長編、「クラスターの侵略~地球最後の日」の中で流れた挿入歌、原題は「They need me」というのですが、日本放送時は日本語に訳されていました。


当然のことながら、メインの対象が子供である以上、英語のまま字幕を付けて流すよりは日本語にして放送した方がいいに決まってるんですが、個人的にちょっともったいない訳だったので、元の歌詞と合わせて紹介してみたいと思います。



《日本語版》

ここにはいられないと思っていたけど

いられる理由を見つけた

みんなを守りたいそれが理由よ

私が守ってあげる

お礼なんていらないの

必要とされるだけで幸せ

みんなを守ってあげる

私はそれで幸せ

《原語版》

Just when I thought I should go away

出て行こうと思ったその時

I found a brand new reason to stay

ここにいる新しい理由を見つけた

They need me

必要とされてる

Yeah I think they need me

そう、みんな私を必要としてると思うの

Saving folks that’s what I do

人々を救う、それが私のすること

I won’t reprogram, I know it’s true

プログラムを書き換えなくていい、それは当たり前のことだから

They need me

必要とされてる

Yeah I think they need me

そう、みんな私を必要としてると思うの

I help my friends

私は友達を助ける

I don’t need to flaunt it

ひけらかす必要なんてない

It just means so much to know you’re wanted

それで「あなたは必要とされてる」って知ることが出来るから

They need me

必要とされてる

Yeah I think they need me

そう、みんな私を必要としてると思うの

They need me

必要とされてる

Ooh, I think they need me

ああ、みんな私を必要としてると思うの


なるべく意訳に走らないように、元の文章のままの雰囲気で訳したつもりですが、どうでしょうか。(間違ってたら指摘お願いします)

やっと見つけたと思った、自分を受け入れてくれる場所、クラスターにも居場所を失いかけたジェニーが、新たな「いる理由」を見つけて流れる歌で、もちろんその理由というのは「みんなが自分を必要としている」ということ。

これは、別にジェニーがロボットだからという悩みでもなんでもなくて、ティーンエイジャーが誰でも直面するであろう、「自分の居場所なんてないのではないか」「自分は必要とされていない人間なのではないか」という悩みと解決を表してもいる、ステキな歌だと思うのです。

そしてさらに言えば、それはこの「クラスターの侵略」という物語において、トレモートン(地球)で居場所を無くして去ることになったジェニーが、再び「いる理由」を得て地球に帰る話にも繋がっているのではないでしょうか。ちょっと考えすぎですか(笑)。

だってほら、シェルドンが「帰ろう帰ろう」と言っても迷いが晴れなかったジェニーが、ブラッドが来たとたん帰る気になったのは、別にシェルドンだったからというだけじゃなくて(笑)、「みんなに必要とされてる」のがわかったからじゃないですか。

さて、日本語版の歌詞も大意としてはほとんど変わらないんですが、大きく変更されているのが、歌のタイトルにもなっている「They need me」が大幅に削られていること。これが個人的に非常に残念。

代わりに出てくる「私が守ってあげる」では、何となく一方通行な感じがして、ちょっとしっくり来ない気がするんですが……。繰り返されるべきは「守ってあげる」じゃなくて「必要とされてる」じゃないのかなあ。

もちろん、こういう挿入歌を翻訳するにあたって一番重要なのは「歌として成立すること」なので、語呂を優先するのは当然で、その代償として、音節が少ない日本語のほうの文章がスポイルされてしまうのはどうしようもないことだとも思います。冒頭に書いた理由で、原語のまま流して字幕を付けるというのもよろしくないというのもわかっていますが、ちょっともったいなかったなという気持ちも捨てきれないんですよねー。難しいですね。